仮想通貨の不正流出を7月に起こしたビットポイントジャパンは8月5日、サービスの一部を再開すると発表した。
ビットポイントは6日午後2時頃に、総合口座サービスのうち、法定通貨の「入金」と「出金」のサービスを再開する。仮想通貨を管理するウォレットを使用しないため、仮想通貨の不正流出のおそれはないと判断した。
また、同社は9日頃、店頭仮想通貨証拠金取引(レバレッジ取引)を再開する計画も明らかにした。再開理由は同じく、同取引サービスでは仮想通貨ウォレットを使用しないことから、流出の可能性は低いとしている。
仮想通貨現物の取引サービスに関しては、13日頃から現物の売買取引のみ再スタートする方針だ。新規口座の開設申し込みについては、再開のめどはたっていない。
ビットポイントは7月16日、ビットコインやリップルなどの仮想通貨の不正流出に関する緊急記者会見を開いた。同月11日夜のわずか数時間で、国内と海外の取引所で管理するホットウォレットから約33億円相当の仮想通貨が消えたと報告。同社は11日から全てのサービスを停止していた。
編集:佐藤茂
写真:ビットポイントジャパンHPより