シンガポールで130人超の採用を計画、ステーブルコイン発行のパクソス:報道

ステーブルコインのパックスドル(USDP)を発行する米パクソス(Paxos)は、シンガポールで暗号資産プロダクトとサービスを提供するためのライセンスをシンガポール金融管理局(Monetary Authority of Singapore:MAS)から取得した後、少なくとも130人を雇用する予定と、ブルームバーグが11月7日に報じた。

同社共同創業者のリッチ・テオ(Rich Teo)氏は、シンガポールを米国外での成長拠点とするため、3年間での拡張を計画していると述べた。

シンガポール金融管理局から、決済サービス法に基づくデジタルトークンサービス提供のライセンスを取得した企業は、約20社にのぼる。

同社がシンガポールで計画している人員採用は、過去数カ月にわたる暗号資産市場の低迷に対応して、広く人員削減が行われている業界の流れとは逆行するものだ。

報道やプレスリリースからCoinDeskが推定したところによると、4月上旬から約1万1700の仕事が失われている。

パクソスにコメントを求めているが、当記事執筆時点までに返答はなかった。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:シンガポールの風景(Shutterstock)
|原文:Stablecoin Issuer Paxos Plans to Hire at Least 130 in Singapore: Report