マネックスグループが暗号資産・ブロックチェーン領域のニュース、企業データベース、分析レポートなどを網羅するプラットフォームを構築する。
マネックスの子会社マネックスクリプトバンクは8月6日、情報・データプラットフォームサービス「LOOKBLOCK」の概要を明らかにした。国内を中心に300以上のブロックチェーン関連サービス企業のデータをすでに収集している。ニュースやデータのほかに、LOOKBLOCKではトークンの格付けサービスも進めていく。
世界では、ブルームバーグが株式、債権、為替、商品(コモディティ)市場を軸に、ニュースや企業データベースに加えて、付加価値のある分析レポートを提供している。スタンダードアンドプアーズ(S&P)やムーディーズ(Moody’s)は社債や国債などの格付けサービスを行ってきている。
マネックスグループCEOの松本大氏は、「トークンの格付けもやっていこうと思っている。B-to-Bのクオリティを築き、大企業がサービスを使うときにアクセスできるようなものを作っていきたい。データベースと格付けが混じったようなサービスになるのかな」と会見で述べた。
マネックスクリプトバンクは、暗号資産・ブロックチェーン領域におけるデータベースを積み上げながら、同時に分析レポートも作成し、同サービスの登録者に提供するという。同サービスの事前登録はすでに開始しており、8月中には利用開始のメールを送信する。
LOOKBLOCKは10月末まで、試用期間として法人ユーザーに対して無料で解放される。以降は、法人ユーザーを対象に100万円以下の年間利用料を検討している。
文・写真:小西雄志、佐藤茂
編集:佐藤茂