ビットコインは3%近く下落したが、最近のサポートとなっている1万6000ドル超えを維持、他の主要暗号資産よりも下落幅は小さかった。
最新価格
●CoinDesk Market Index(CMI):813.15、-4.0%
●ビットコイン:16,216ドル、-2.8%
●イーサリアム:1,138ドル、-6.5%
●S&P500:3,965.34、+0.5%
●ゴールド:1,750ドル、-0.1%
●米国10年債利回り:3.82%、±0.0%
感謝祭が近づいているが、暗号資産市場には感謝すべきことがほとんど見られない。
ビットコイン(BTC)は24時間で2.8%下落したものの、12日連続で直近の1万6000ドルのサポートを上回り続けている。先週、ビットコインはFTX破綻の影響を乗り切った。だがBitBull Capitalのジョー・ディパスクァーレ(Joe DiPasquale)CEOは、この先の不安定な週に備えなければならないと述べた。
「先週、ビットコインはきわめて狭いレンジで取引され、1万7000ドルを決定的に突破することはできなかった。しかし、値動きが横ばいとなっていることを考慮すると、今週はボラティリティが予想される」(ディパスクァーレCEO)
イーサリアム(ETH)は、直近のサポートである1200ドルを下回り、24時間で約6%下落している。先週の高値1275ドルからは約10%下落。
他の主要アルトコインは、スポーツファントークンのチリーズ(CHZ)が14%超下落した。チリーズは20日に開催されたFIFAワールドカップを前に上昇傾向にあった。
ドージコイン(DOGE)、暗号資産取引所Crypto.comの暗号資産クロノス(CRO)は10%超下落。
CoinDesk Market Index(CMI)は、0.4%下落でほぼ横ばい。市場センチメントの指標であるFear and Greed指数は、FTX破綻の影響が広がるなか、「極端な恐怖」を維持した。
暗号資産と株式市場の相関関係はここ数週間で小さくなっている。11月18日、株式の主要指数はそれぞれわずかに上昇した。ナスダックは0.01%、S&P500は0.48%、ダウ平均は0.59%上昇。株式市場もFTX破綻の影響をあまり受けていない。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:CoinDesk
|原文:First Mover Asia: Cryptos Dive Deep Into the Red