FTXジャパンは年内に顧客の出金を再開する準備を進めている。21日、NHKが伝えた。
同社幹部は、親会社と同じ決済システムを使用しているため、出金をすぐに再開することはできないと述べたが、FTXジャパンは独自システムを開発しており、年内の出金再開を目指していると付け加えた。
NHKのインタビューによると、FTXジャパンは11月10日時点、約196億円の現金や預金を保有している。
一方、親会社のFTXは資産売却の手続きを開始したと伝えられており、FTXジャパンも売却対象となるようだ。
FTXは11月11日にアメリカで連邦破産法11条(チャプター11)の適用を申請。裁判所への提出書類によると、上位50位までの大口債権者の債権総額は約31億ドル(約4400億円)、最大の債権者の債権額は2億2600万ドル(約318億円)にのぼる。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
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|原文:FTX Japan Preparing to Allow Withdrawals by Year End: Report