暗号資産(仮想通貨)ファンドは先週、1億1700万ドルの純流入となり、過去6カ月で最大の流入額となった。
コインシェアーズ(CoinShares)が1月30日発表したデータによると、投資家の資金に主にビットコイン(BTC)関連ファンドに流入し、流入額のほとんど、1億1600万ドルを占めた。ビットコインが年初から上昇基調にあり、現時点で約40%上昇していることが要因となった。
市場センチメントの改善に伴い、暗号資産ファンドの取引高も増加、先週の取引高は13億ドルに達し、累計平均を17%上回った。
なお、ビットコイン・ショートファンドには440万ドルが流入し、市場に対する見方が二極化していることがわかる。
マルチアセットファンドは640万ドルの純流出で、9週連続の純流出となった。「投資家が選別された投資を好んでいることを示している。ビットコインキャッシュ、ステラ、ユニスワップが小規模な純流出となった一方で、ソラナ、カルダノ、ポリゴンなどがそれを証明している」とコインシェアーズは述べた。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:CoinShares
|原文:Investors Pump Money Into Crypto Funds Amid Pickup in Market Sentiment