北朝鮮による暗号資産ハッキング被害額、2022年は過去最高に:ロイター

国連の報告書によると、北朝鮮は2022年、過去最高額の暗号資産(仮想通貨)を盗んだという。ロイターが2月7日に伝えた。

「2022年、北朝鮮の関係者によって盗まれた暗号資産の価値は、過去のいずれの年よりも多かった」と北朝鮮制裁委員会に提出された報告書は指摘した。

被害額については、韓国の推定では6億3000万ドル(約820億円)、あるサイバーセキュリティ企業は10億ドル(約1300億円)以上と見ている。ほとんどのサイバー攻撃は、北朝鮮の情報機関である偵察総局が管理するラザルス(Lazarus)などののハッキンググループが行ったという。

FBI(米連邦捜査局)は先日、6月に起きたハーモニーブリッジの1億ドルのハッキングを北朝鮮と関連付けた。盗まれた暗号資産は「弾道ミサイルと大量破壊兵器の計画を支援」するために使われているとFBIは述べている。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Micha Brandli/Unsplash
|原文:North Korea Crypto Theft Hit Record High Last Year, UN Says: Reuters