暗号資産(仮想通貨)の時価総額は、ビットコイン(BTC)の年初からの70%という大幅な上昇に後押しされ、2022年6月以来の高水準まで上昇した。
上昇は、業界がその歴史の中で最も強力な取り締まりに直面していることもあり、一層際立っている。CoinMarketCapのデータによると、厳しい規制見通しにもかかわらず、暗号資産の時価総額は1兆1900億ドル(約157兆円、1ドル132円換算)まで上昇した。年初は約8000億ドル。
時価総額が上昇するなか、暗号資産市場におけるビットコインのシェアは拡大した。ビットコインは第1四半期、過去2年で最高の四半期を記録し、ドミナンスは3月、9カ月ぶりの高水準となる45.5%を記録した。
4月は歴史的にビットコインにとって良い月であり、前例は上昇が継続する可能性を示している。Matrixportのデータによると、ビットコインは4月、過去10年のうち6年で上昇し、平均17%のリターンを記録している。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:年初からのビットコイン価格推移(CoinDesk)
|原文:Bitcoin’s Huge Surge Pushes Crypto Market Cap to $1.19T, the Highest Since June