サトシ、誕生日おめでとう。あなたがどこにいるかわからない。私たちはあなたを愛している。でも寂しくはない──今週公開されたコラムやインタビューから、日曜日に読みたい10本を厳選。
米CoinDesk、異例の見解表明──アメリカは暗号資産を潰して良いのか
犬の散歩をしていると、70歳代のハリーによく会う。元ニューヨーク市警察の刑事で、近くの散歩道で野良猫に毎朝エサをあげている。私たちは動物を介して仲良くなったが、ハリーと話が合うのはそこだけ。彼はQアノンの陰謀論を信じており、アメリカには次の内戦が間近に迫っていると考えている。彼はその「シグナル」を待っている。…続きを読む
Happy Birthday、サトシ! 48回目の誕生日おめでとう
Happy Birthday、サトシ! 今日(アメリカ時間4月5日)はビットコインの生みの親、サトシ・ナカモトの誕生日だ。サトシの正体はわからないし、これからもわからないだろう。だがこの匿名の創設者には誕生日があるようだ。
P2P財団に名前を登録する際にサトシは生年月日を入力した。…続きを読む
自民党「web3ホワイトペーパー」の狙いは?── PT事務局長・塩崎彰久氏インタビュー
自民党デジタル社会推進本部web3プロジェクトチームが4月6日、「web3ホワイトペーパー〜誰もがデジタル資産を利活用する時代へ〜」を公開した。PTとしては昨年3月の「NFTホワイトペーパー」、12月の「中間提言」に続く提言で、6月に骨太方針2023がまとまるというタイミングを踏まえた発信。
マクロ、再び暗号資産市場を動かす
全体的なマクロ環境はここ9カ月、暗号資産(仮想通貨)の世界では目立たない存在となっていた。
暗号資産価格を主に動かしていたのは、数々の企業やプロジェクトの破綻や崩壊(FTX、テラのLUNA/UST、ブロックファイ、ジェネシス)とサクセスストーリー(イーサリアムブロックチェーンのMerge、さまざまなレイヤー2のローンチ)で、それらの陰に隠れていた。…続きを読む
ドージコインを再び上昇させたマスク氏、何がしたい?
一般への普及とは、こういうことだろうか。イーロン・マスク氏はツイッターのおなじみの青い鳥のロゴをドージコイン(DOGE)の柴犬に変えてしまった。
ドージコインは約40%上昇し、その水準を保っている。10セントの大台を超えるのではないかとの期待が高まっているようだ。…続きを読む
バイナンス提訴、CFTCだけで終わらないだろう
コインベース(Coinbase)、バイナンス(Binance)、ジャスティン・サン(Justin Sun)、ド・クォン(Do Kwon)氏、さらにはカストディア(Custodia)…。この1週間はニュースが盛りだくさんだった。しかも、ほとんどがアメリカの話。
だが最も興味深いのはバイナンス。何が起きたか(米商品先物取引委員会が提訴)だけではなく、何が起きていないか(米司法省は提訴していない)からだ。…続きを読む
テラ共同創業者逮捕、依然として残る4つの疑問
暗号資産(仮想通貨)について書く仕事で最も大変なことは、常にあらゆることが起き、重要さと興味深さと劇的さが入り混じっていることだ。
その証拠にここ2週間は銀行危機や規制強化のニュースがもちきりで、テラ(Terra)ブロックチェーンの共同創業者ドー・クォン(Do Kwon)氏がモンテネグロで逮捕という大ニュースを味わう時間がなかった。…続きを読む
TradFiがステーブルコインにもたらすリスク、USDCのペッグ喪失で浮き彫りに
規制当局はここ数年、分散型金融(DeFi)は伝統的金融(TradFi)にリスクを及ぼす可能性があると懸念を表明してきた。懸念は、2022年のアルゴリズム型ステーブルコイン「テラUSD(UST)」の崩壊や、暗号資産取引所FTXの破綻などによってさらに大きくなったが、既存金融機関に対する実際の影響は比較的限定的だった。…続きを読む
DAOの可能性と限界、アービトラムのガバナンス騒動で浮き彫りに
暗号資産は、DAO(分散型自律組織)に何を求めているのだろうか? 数年前、CoinDeskの元記者仲間がDAOの可能性について熱く語っていたことを思い出す。
多くの人はDAOを「銀行口座を持ったディスコード」などと、簡単に説明しようとするが、テクノロジーベースのこの組織は、従来のLLC(有限責任会社)やさまざまな運営組織に匹敵するものに成長する確かな見込みがある。…続きを読む
銀行の不透明感、マクロの逆風のなかでビットコイン上昇:3月の振り返り
銀行の破綻、インフレの進行、さらにマクロ環境の逆風が吹き荒れた3月は投資家を悩ませた。だが最終的にはビットコイン(BTC)など、混乱に左右されない価値保存の手段とされる暗号資産(仮想通貨)に有利な結果となった。
ビットコインは3月、21%以上上昇。29日には一時、2万9100ドルを超え、2022年6月以来の最高値となった。…続きを読む
|文・編集:coindesk JAPAN編集部
|画像:Shutterstock