暗号資産レンディングを手がけるアンバー・グループ(Amber Group)は、個人顧客よりも機関投資家により注力する計画の一環として、日本でのビジネスの売却を検討している。同社マネージング・パートナーのアナベル・フアン(Annabelle Huang)氏が4月14日、ブルームバーグテレビジョンで語った。
日本は「ハイクオリティな市場だが…規制は厳しい」(フアン氏)
アンバー・グループは2022年、暗号資産取引所ディーカレット(DeCurret)を買収した。だがここ数カ月、大手暗号資産取引所のコインベース(Coinbase)とクラーケン(Kraken)はいずれも「市場環境」を理由に日本での業務を停止している。
フアン氏はまた、アンバー・グループが香港で暗号資産取引プラットフォーム(Virtual Asset Trading Platform:VATP)ライセンスを申請する予定を明らかにした。新しいライセンス制度の導入により、香港に対して、「非常に強気」とフアン氏は述べている。
アンバー・グループにコメントを求めているが、現時点で返答はない。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Amber Groupウェブサイト
|原文:Crypto Lender Amber Group Weighs Selling Japan Unit: Bloomberg