Google Cloudは、Web3開発会社の支援を強化するために、アーリーステージ・サポートプログラムを拡大する。
「Google for Startups Cloud Program」は、スタートアップや新興プロジェクトをサポートする取り組み。今回、Web3開発会社を対象に内容を強化した。プレシードからシリーズAまで、対象となるスタートアップやプロジェクトは、2年間で最大20万ドル分のGoogle Cloudサービス利用料割引や技術トレーニングなどを受けることができる。
「Google Cloudは数年間、Web3企業と密接に協力してきた」とGoogle CloudのWeb3エンジニアリング責任者ジェームズ・トロマンス(James Tromans)はCoinDeskにメールで語った。
「我々は、Web3エコシステムの成長支援にコミットしている。Google for Startups Cloud ProgramのWeb3コミュニティへの拡大は、ブロックチェーン開発者が成功のために必要なツールを手に入れるという我々の目標を強化するものだ」(とロマンス氏)
さらにプログラムによって、Polygon Ventures Ecosystem Fundからの最大300万ドルの投資をはじめ、アプトス(Aptos)、セロ(Celo)、フロー(Flow)、HBAR財団、ニア(Near)、ソラナ(Solana)など、Google Cloudのパートナーからの助成などを受けることができるようになる。
競合のアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)もweb3業界をターゲットにした取り組みを強化している。1月、レイヤー1ブロックチェーンを手がけるアバラボは、web3普及を加速させるためにAWSと提携したと発表。2月には、web3スタッフの採用情報を掲載している。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Shutterstock
|原文:Google Cloud to Help Web3 Builders Fast-Track Their Startups