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coinbook(コインブック)は、2018年5月18日に設立された株式会社coinbookが運営する暗号資産取引所だ。エンターテイメント×ブロックチェーンをテーマに新たなマーケット・サービスを展開していくことを目標としている。株式会社coinbookは暗号資産取引所の他にNFTマーケットプレイスのNETexも運営している。
2024年5月時点で取扱通貨数はOTC取引で2種類と少ないが、IEOの実施やアイドルに関連するコンテンツを中心とした他の取引所にはない独自の展開を行っているのが特徴だ。
coinbook(コインブック)の基本情報
項目 | 概要 |
---|---|
取扱通貨数 | 2種類(ADA、NIDT) |
スマホ対応 | なし |
取引方法 | 現物取引・OTC取引 |
最低取引数量 | 1ADA |
公式サイト | https://coinbook.co.jp/ |
公式Twitter | https://x.com/coinbook_tw |
coinbook(コインブック)のメリット
まずはcoinbook(コインブック)のメリットから紹介していこう。
国内取引所でIEOを実施している
coinbook(コインブック)は国内でも数少ないIEOを実施している暗号資産取引所である。IEOの実績がある代表的な国内取引所にはCoincheck(コインチェック)があるが、数が少ないため、IEOに積極的に参加したい方は口座を開設するメリットがあるといえるだろう。
OTC取引ができる
coinbook(コインブック)では、大口向けのOTC取引サービスを提供している。OTC取引とは取引所や市場を介さない相対取引のことを指す。500万円以上から取引が可能であり、OTC取引を行うには専用の口座開設が必要になる。
coinbook(コインブック)のデメリット
現物取引できる通貨が少ない
coinbook(コインブック)は2024年5月時点で現物取引できる通貨がADA(エイダコイン/カルダノ)とNIDT(ニッポンアイドルトークン)のみとなっている。現状では現物取引に対応している通貨が少なすぎるので、IEOによる新たな通貨の取り扱い以外に取引の選択肢を広げる目的で口座を開設するメリットはない。
手数料が高い
coinbook(コインブック)の手数料は他の取引所と比較しても高い。例えば、日本円の出金には660円(税込)の手数料がかかる。他の取引所と比較したとき、出金手数料が無料の取引所があることも考えるとcoinbook(コインブック)の手数料は高いといえるだろう。その他の手数料も他の取引所と比較して高い傾向にある。
coinbook(コインブック)の取扱通貨
- ADA(エイダコイン/カルダノ)
- NIDT(ニッポンアイドルトークン)
coinbook(コインブック)の取扱通貨は2024年9月時点で2種類。ただし、現物取引に対応しているのはADAのみである。
ちなみに以下がcoinbookの取引所の画面だ。左側に各通貨ペアのチャートが表示され、チャート下部の「1日」「5日」「1カ月」「3カ月」「6カ月」「1年」を選ぶと、チャートの表示期間を変えることができる。
右側には注文パネルがある。注文は「成行(なりゆき)」が「指値(さしね)」で行う。成行注文は注文を出した時点の市場価格に委ねて取引を行う方法、指値注文は自分で決めた価格で取引を行う方法だ。成行注文の場合はすぐに取引がすぐ成立するが、指値注文の場合は取引がすぐに注文しないこともある。
ちなみに取引画面における「気配値」というのは、どの価格で買い注文・売り注文がどれくらいの数量あるか、「歩み値」は過去に成立した取引の記録を示している。
coinbook(コインブック)のIEO
coinbook(コインブック)ではIEOを実施している。その事例について紹介する。
Nippon Idol Token(NIDT)について
Nippon Idol Token(NIDT)とは、暗号資産を通じてアイドルの資金調達を行うプロジェクトであり、coinbook(コインブック)で開催された第一弾のIEOである。暗号資産による資金調達によってファンがアイドルを直接支援できる仕組みを構築し、支援者はさまざまなメリットを享受できるユーティリティトークンとなっている。NIDTの資金調達によって誕生したアイドルグループはメタバース展開による海外進出も予定しており、AKB48などのプロデュースを行った秋元康氏が総合プロデューサーを務めるプロジェクトである。
coinbook(コインブック)の評判・口コミ
coinbook(コインブック)は現物取引ができるようになって日が浅いことから取引所として周知されておらず、口コミはNFTマーケットプレイスとIEOに関連する話題がほとんどである。
coinbook(コインブック)の手数料
取引手数料
通貨 | Maker | Taker |
ADA | 0.05% | 0.10% |
NIDT | 0.05% | 0.20% |
日本円の入出金手数料
入金手数料:各銀行所定額
出金手数料:660円(税込)
暗号資産の入出金手数料
入金手数料:なし
出金手数料
通貨 | 手数料 |
ADA | 1ADA |
NIDT | 200NIDT |
coinbook(コインブック)の取引ツール/スマホアプリ
coinbook(コインブック)の取引ツール/スマホアプリは、2023年5月時点でリリースされていない。ただスマホのブラウザ機能を使えばパソコンと同様、取引を行うことは可能だ。
coinbook(コインブック)のセキュリティ
coinbook(コインブック)のセキュリティに関する基本方針はこちらのページから確認できる。
coinbook(コインブック)がおすすめである人の特徴
IEOに参加して当選確率を高めたい
coinbook(コインブック)ではIEOを実施しているため、IEOに参加するなら口座の開設必要になる。NIDTの例では、DMM Bitcoinでも同様にIEOを実施しているが、割り当てが50%であることから、coinbook(コインブック)でもIEOに参加することで当選確率を高められる。
割り当てが同一の条件のIEOにおいて、口座の開設数が多い主要な取引所と口座開設数が少ない取引所でIEOの募集を行った場合、後者の口座開設数が少ない取引所で参加するほうが当選確率は高くなりやすい。すでにDMM Bitcoinの口座を開設している方もNIDTのIEOに参加したい場合はcoinbook(コインブック)の口座を開設するメリットがある。
アイドルなどのサブカルチャーに関心がある
coinbook株式会社はNFT事業を展開しており、NFTマーケットプレイスのNETexにおいてSKE48のトレーディングトレカNFTを初めて提供した。「エンタメ×ブロックチェーン」というテーマを掲げていることから、取引所の方向性や取扱通貨もアイドルなどのサブカルチャーに関連する方向に展開する可能性が高い。
coinbook(コインブック)の今後の展開を考えるなら、アイドルを中心としたサブカルチャーに関心がある人向けといえるだろう。
coinbook(コインブック)の口座開設の方法
coinbookにおける口座開設は、「仮登録」「本登録」「完了」の3ステップとなる。
仮登録ではメールアドレスとパスワードを登録し、登録した情報でログインをした後、ユーザー情報の確認と本人確認書類の提出を済ませる。全ての手続きが終わると、メールで完了のお知らせが届く流れとなる。
口座開設に必要な本人確認書類は、以下のうち1点となる。免許証などは有効期限が過ぎている場合は再提出が必要となる。また、事前に登録したユーザー情報と本人確認書類に記載されている氏名・住所が一致している必要もある。
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- 在留カード(外国籍の方)
ちなみに、同一のユーザーが複数の口座を開設することはできない。
coinbook(コインブック)に関するまとめ
coinbook(コインブック)は、仮想通貨取引所であり、特にユーザーインターフェースが直感的で使いやすく、初心者から経験者まで幅広い層に対応している。新規登録後、すぐに取引を始めることができるため、初めてのユーザーでも簡単に利用できる。
安全性にも配慮がなされており、二段階認証やコールドウォレットによる資産管理が実施されている。これにより、ユーザーの資産を守るための対策が講じられ、安心して取引を行える環境が整っている。さらに、取引手数料は明確に設定されており、予想外のコストが発生しにくい。これにより、コストを抑えた取引が実現可能である。
カスタマーサポートも充実しており、迅速な対応を心がけている。ユーザーが取引中に困った際には、安心して相談できる体制が整っているため、スムーズな取引をサポートしてくれる。
coinbook(コインブック)に関するよくある質問
最後に、coinbook(コインブック)に関するよくある質問・疑問にQ&A形式で回答していこう。
coinbook(コインブック)の取扱銘柄数は?
ほかの取引所と比べて2種類と少ない。ADA(エイダコイン/カルダノ)とNIDT(ニッポンアイドルトークン)だ。
coinbook(コインブック)の口座開設は簡単?
3ステップで完了する。メールアドレスを登録してパスワードを設定後、ユーザー情報を入力して本人確認書類を提出する。その後、口座開設の審査が完了したら、暗号資産の取引をスタートできるようになる。
coinbook(コインブック)の特徴は?
公式サイトでは「安心安全の管理体制」「誰でも、簡単取引」「いつでも、すぐに取引」の3つが挙げられている。特にセキュリティ管理に関しては、顧客資産全てをオフラインで管理しており、第三者機関が実施したセキュリティ評価においても高い評価を受けている。
参考ページ・資料
CoinBook公式サイト
https://coinbook.co.jp/
CoinBook取引所画面
https://service.coinbook.co.jp/exchange/