バイナンス、ビットコインNFT対応
暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)は、同社NFTマーケットプレイスにおいて、まもなくOrdinals、いわゆるビットコインNFT対応を開始する。ビットコインNFTの需要の高まりに応えたものだ。同社プラットフォームはすでに、イーサリアム、ポリゴン、さらに同取引所のネイティブブロックチェーンであるBNBチェーンで発行されたNFTをサポートしている。ユーザーの手間を軽減するために、バイナンスはユーザーがビットコインNFTに対応したビットコインウォレットを持っていなくても、バイナンスのアカウントを通して、ビットコインNFTを購入できるようにする予定だ。
- ビットコインNFT、人気拡大:人気NFTマーケットプレイスのマジックエデン(Magic Eden)はビットコインNFTのサポートを開始、NFTプラットフォームのGamma.ioはビットコインNFTの発行と購入をより簡単に行えるようにした。ユガラボ(Yuga Labs)はビットコインNFTコレクション「TwelveFold」を発売、売上高は1650万ドル(約22億3000万円)に達した。
イーロン・マスク氏がMiladysをツイート
ツイッターのCEO、イーロン・マスク氏がNFT「Milady」の画像に「There is no meme, I love you」という言葉を重ねてツイートしたことで、大手マーケットプレイスのオープンシーで、Miladyのフロア価格が高騰。一時7.3イーサリアム(ETH、約1万3700ドル、約184万円)の過去最高値を記録した。当記事執筆時点では、約4.25ETHまで下落している。
- 影響力:これまでも、マスク氏がなんらかの暗号資産プロジェクトについてツイートすると、価格は一時的に急上昇した。マスク氏はドージコイン(DOGE)の支持者として知られ、同氏がツイッターのロゴを一時的にドージコインのマスコットの柴犬に変えた後、ドージコインは急上昇した。マスク氏がロゴを従来の青い鳥に戻すと、ドージコインは下落した。
カストディ企業が女性支援
暗号資産カストディ企業のAegis Custodyは、女性が設立または率いる暗号資産企業に6カ月の無料サービスを提供している。同社創業者兼CEOのセラ・ウェイ(Serra Wei)氏は、自身がWeb3に参入した際に直面した課題を振り返り、他の女性たちにエンド・ツー・エンドのカストディサービスとセキュリティサービスを提供することにしたとCoinDeskに語った。
- 参入障壁を下げる:ウェイ氏は、この取り組みは、女性が開発と成長にフォーカスできるよう(カストディやセキュリティにかかる)リソースを解消することで、Web3に参入しやすくすることが目的と述べた。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Milady NFT(Screenshot via Twitter, modified by CoinDesk)
|原文:Musk’s Milady Meme, Opening Up Ordinals