株式市場のトレーダーがイギリスのインフレ率に反応したため、ビットコインは、アジアの日中の取引で2万7000ドルを下回り、暗号資産(仮想通貨)市場全体での下落につながった。
イギリスのコアCPI(消費者物価指数)は、予想を上回る6.8%の上昇で、1992年以来最も高い数値になった。これは、食品、エネルギー、タバコを除くコア物価の上昇が、3月の6.2%から4月にさらに加速したことを意味する。
この数値は3カ月連続で予想を上回り、景気回復への期待に水を差している。そのため、イングランド銀行が今後数カ月間、利上げを継続する圧力が強まりそうだ。
過去24時間で、ビットコイン(BTC)は2%下落して心理的抵抗水準である2万7000ドルを割り、今週初めからのすべての利益を一掃した。イーサリアム(ETH)も2%以上下落して1800ドル強で取引されており、ソラナ(SOL)とバイナンスコイン(BNB)も値を下げた。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:井上俊彦
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|原文:Bitcoin, Ether Slip as UK Core CPI Reaches Highest Since 1992