SEC、ビットコインETF申請は不十分と語ったが最終的には承認するのか【Weekly Review:7/1~7/7】

ビットコインETF申請について、SECは「不十分」と語ったという不穏なニュースが聞こえてきたが、申請者へのアドバイスでもあり、承認に向けた動きは前進していると言えそうだ。

今週の注目!:フィンクCEOの心変わり?

暗号資産に懐疑的なことで知られていたブラックロックのラリー・フィンクCEOがビットコインに前向きな発言を行った。タイトルはやや一部にフォーカスし過ぎかもしれないが、大手機関投資家のビットコインに対する強気スタンスを示す象徴的な例と言えるだろう。

ビットコイン:堅調に推移

SECの発言で一時下落する局面もあったが、ビットコインは堅調に推移。現状では大きな弱気要因は見当たらない。

ビットコインETF:監視共有協定が話題に

ビットコインETFは「監視共有協定」が注目を集めた。SECが一部の申請を「不十分」と呼んだのは、監視共有協定のパートナーを明示していなかったから。各社はコインベースを明示して再申請したが、SECがコインベースを提訴していることの影響はないのだろうか。

ビットコインキャッシュ:勢いは続くか?

久々に注目を集めたビットコインキャッシュ。7月もその勢いは続くだろうか? そろそろ上昇要因は尽きてきたようにも思えるが、ビットコインの動きに牽引される可能性もある。

市場動向

概ね強気なニュースが読者の関心を集めた。2023年下半期、「暗号資産の冬」は雪解けを迎えているのか。

NFT

新コレクション発表で批判を浴びたAzukiは挽回を図っている。まだまだ新しい分野だけに、トライ&エラーは避けられない。BAYCは最近、目立ったニュースはなかったのだが。

One More Thing…

今週も2つ。日本では「セキュリティトークン(デジタル証券)」が活発化してきた。2023年はようやく「元年」になるかもしれない。

テイラー・スウィフトはスポンサー契約の交渉の席で、FTXの担当者に厳しい質問を浴びせ、満足な回答が得られなかったため、契約を結ばなかったと伝えられ、その後、彼女の商才をを称賛する記事が続いた。だが契約から降りたのはFTX側だったらしい。

CMSの機能を使って記事を表示していますが、サイトの負荷状況によっては表示がタイトルだけになってしまうようです。ご不便をおかけし、申し訳ありません。

|文・編集:増田隆幸
|画像:Shutterstock