BNBチェーン、約5億ドル相当のBNBを焼却

BNBチェーンは7月19日、ネイティブトークンの24回目となる四半期ごとの焼却イベントで、「自動焼却(オートバーン)」メカニズムに基づいて199万以上のバイナンスコイン(BNB)を焼却したことが取引データから明らかになった。

約4億8400万ドル(約677億5000万円)相当のトークンが供給から外されたことになる。「焼却(バーン)」とは、誰も管理していないウォレットのアドレスにトークンを送ることで、トークンを永久に削除することを指す。

バーンは協定世界時(UTC)の午前10時33分にトランザクション「DE23DB2FB61495A902A22E5DE72744AD587A78881FFC4E3136D2BD2C7E824E29」で実行された。

BNBは、BNBスマートチェーンおよびGreenfieldなどのBNBチェーンベースのネットワークのネイティブコインだ。2017年のイニシャル・コイン・オファリング(ICO)の後、暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)によって発行された。

BNBはオートバーンシステムを採用しており、時間の経過とともに総供給量を当初の2億BNBから1億BNBに減らすことを目指している。オートバーンのメカニズムは、BNBの価格と四半期中にBNBスマートチェーンで生成されたブロック数に基づいて、BNBの燃焼量を調整する。

しかし、このバーンイベントはトレーダーの間でBNBの需要を生み出すことはできず、価格は横ばいで推移した。

|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock
|原文:BNB Chain Burns Nearly $500M Worth of BNB Tokens