ステラ、リップル、ソラナの投資ファンド、7月に運用資産額が急増

暗号資産データ会社CCDataのレポートによると、ステラルーメン(XLM)やエックス・アール・ピー(XLM)、ソラナ(SOL)をベースにした投資ファンドの運用資産残高は7月に急増した。

増加分の大半は、暗号資産(仮想通貨)取引所でのXRPトークンの販売は投資契約に当たらないとの判決がアメリカの裁判所において下された翌日の7月14日に発生している。この判決は、XRPとステラルーメン・ソラナなどの他のアルトコインを中心に、暗号資産市場全体の急激な価格上昇につながった。

60%超の増加も

ステラルーメンベースの金融商品の運用資産残高は62.7%増加して1730万ドル(約24億2200万円、1ドル140円換算)となった。グレイスケールのステラ・ルーメン・トラストもこうしたファンドの一つで、純資産価値に対するプレミアムは330%に急増したという。

XRPベースの金融商品は7月に運用資産残高が33.2%増の6570万ドル(約91億9800万円)となり、ソラナベースの金融商品では55.7%増の8780万ドル(約122億9200万円)となった。

CCDataの調査アナリスト、ホサム・マフムード(Hosam Mahmoud)氏はCoinDeskに対し、「ステラルーメンをめぐるセンチメントは、USDコイン(USDC)のサークル(Circle)社との提携の進展やマネーグラム(MoneyGram)などの事業体との戦略的協力によって強化され、ここ1カ月間は前向きになっている」と述べた。

|翻訳:CoinDeskJAPAN
|編集:林理南
|画像:CCData
|原文:Stellar, Ripple and Solana-Based Investment Funds See AUM Spike in July