レイヤー2ブロックチェーンのオプティミズム(Optimism)はDune Analyticsによると、6カ月ぶりに1日のトランザクション(取引数)でライバルのアービトラム(Arbitrum)を上回った。
7月25日、オプティミズムは84万4290トランザクションを記録、アービトラムは63万534トランザクションだった。トランザクションの増加は、Chat GPTのサム・アルトマン氏が手がける暗号資産Worldcoin(ワールドコイン:WLD)が、オプティミズム・ブロックチェーンを基盤にしていることが要因となった。
Worldcoinは24日の上場後に激しい値動きとなって厳しい視線を集めたにもかかわらず、虹彩をスキャンしたユーザーに報酬としてエアドロップを行い、25万人以上の保有者を獲得した。
関連記事:議論を呼ぶ「Worldcoin」の目的は? 80億人のためのベーシック・インカムを目指すプロジェクトの実態は:CEOインタビュー
オプティミズムのネイティブ・トークン「オプティミズム(OP)」は、30日に予定されているアンロックを前に、24時間で4.5%上昇した。
トランザクションは増えたが、オプティミズムの1日のアクティブ・ウォレット数は5万1062、アービトラムの6万3893を下回った。
|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Dune Analytics
|原文:Worldcoin Hype Causes Optimism to Leapfrog Arbitrum in Daily Transactions