アバランチ、第2四半期は利用増加:ナンセン

7番目の規模を誇るスマートコントラクト・プラットフォーム、アバランチ(Avalanche)の利用は第2四半期、ユーザーが投入する資金は減少したものの、2倍以上に増加した。

Avalanche C-Chainの1日あたりの取引件数は、約20万件から50万件弱に増加、1日あたりのアクティブアドレス数は約2万5000から11万7000の間で推移し、四半期末には約9万5000件に落ち着いたとブロックチェーン分析会社ナンセン(Nansen)はリサーチレポートで述べた。

DefiLlamaのデータによると、アバランチのロックされた価値(TVL:預かり資金)は第2四半期に約20%減少して、6億9500万ドル。ネイティブ暗号資産アバランチ(AVAX)の価格と同様の動きとなった。

暗号資産が弱気相場となっているにもかかわらず、「アクティブアドレス数の着実な増加は、日々の取引の増加と相まって、エコシステム内の健全な成長を示しており、アバランチをサポートするコミュニティが盛況であることを示している」とレポートは記している。

インターオペラビリティ(相互運用)プロトコルのLayerZeroと、LayerZeroの技術を活用したクロスチェーン・ブリッジのStargateは、C-Chain上のユーザー数とトランザクション数で1位、2位を占め、アバランチの成長に貢献、「エアドロップの可能性を示しているかもしれない」とナンセン氏は述べている。

|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Shutterstock
|原文:Avalanche Blockchain Usage Grew in Second Quarter: Nansen