ビットコイン(BTC)ウォッチャーは短期的には弱気に傾いているが、予想される半減期が2024年に完了すれば価格は上昇し、それまでは整理統合期間に入ると予想している。
業界最古の暗号資産(仮想通貨)であるビットコインは、価格の安定と出来高の少なさを特徴とする低調な週末を迎え、過去24時間で1.7%下落して2万6000ドルに近づいた。
エックス・アール・ピー(XRP)やドージコイン(DOGE)の主要トークンが下落を主導し、過去24時間で4%下落した。数百のトークンを幅広く追跡するコインデスク・マーケット・インデックス(CMI)が1.1%下落する中、イーサリアム(ETH)は0.9%の下落で、市場全体をアウトパフォームしたことになる。
アプトス(APT)、チェーンリンク(LINK)、ゲームプラットフォームのImmutableXのIMXだけは、さまざまな成長要素と(偽の)カタリストで6%も上昇した。
取引会社FxProのアナリストは米CoinDesk宛のメモで、リスク資産の取引に対する一般的な関心の欠如と市場を動かすカタリストの不在の中、今後数週間は弱気のままであり、BTC価格は2万3000ドルまで下がると予想していると述べた。
しかし、強気派にはまだ希望がある。オンチェーンデータプラットフォームのCryptoQuantは、ビットコインの最近の価格パフォーマンスが過去のサイクルに酷似していると述べており、BTCは「2024年の半減イベントまで統合局面にとどまる可能性が高い」としながらも、「半減後の大幅な価格上昇」を示唆した。
「この評価は、対数成長曲線を含むさまざまな長期評価指標によって裏付けられている」とCryptoQuantのアナリストは述べている。「それは過小評価と広範な小売投機の不在を示しており、将来の価格上昇の可能性を補強している」。
ビットコイン価格は歴史的に、ブロック報酬が通常4年周期で半減する「半減」後に急騰してきた。次の半減期は2024年4月21日と予測されている。
|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
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|原文:Crypto Traders Lean Bearish as Bitcoin Hovers Above $26K; DOGE, XRP Dip Most Among Majors