リップル(Ripple)は、シンガポールに拠点を置く子会社Ripple Markets APACがシンガポール金融管理局(MAS)から主要決済機関(MPI)ライセンスを取得したと10月3日に発表した。リップルにとっては、SECの控訴却下につづく朗報だ。
リップルのブラッド・ガーリングハウス(Brad Garlinghouse)CEOは「2017年にアジア太平洋本部をシンガポールに設立して以来、同国は我々のグローバルビジネスにとってきわめて重要な存在となっている」「MASのリーダーシップのもと、シンガポールはイノベーション、消費者保護、責任ある成長のバランスを取りながら、フィンテックとデジタル資産の主要なハブの1つに発展してきた」とリリースで述べている。
今回のライセンス取得により、リップルはシンガポールで規制されたデジタル決済トークン(DPI)サービスを提供し続けることができるという。リップルのビジネスの90%以上はアメリカ以外で行われており、シンガポールをはじめとするアジア太平洋地域は最も急成長している地域のひとつ。同社は引き続きMASとの連携を深めていると述べた。
|編集:CoinDesk JAPAN編集部
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