分散型金融(DeFi)の固定金利市場を構築するプロジェクト「イールド・プロトコル(Yield Protocol)」は、需要不足と規制上の課題により、年内に終了する予定だ。
10月4日の発表によると、同プロジェクトの2023年12月シリーズは12月29日に満期を迎え、すべての借入と融資が終了する。
同プロジェクトは「現在、イールド・プロトコルでの固定金利借入に対する持続可能な需要がないため、この決断が必要だと考えた」と述べている。「さらに、アメリカにおける現在の規制環境は、ヨーロッパとイギリスにおける規制要件の高まりと相まって、イールド・プロトコルのサポートを継続することを困難にしている」。
2022年4月のピーク時、イールド・プロトコルは2200万ドル(約330億円。1ドル=150円換算)以上が預け入れらていたが、その後、この数字は約200万ドル(約30億円)まで減少している。
|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
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|原文:DeFi Project Yield Protocol to Wind Down by Year’s End