AltIndexが18日に発表したデータによると、全世界のビットコインATMの数が今月、2年ぶりの低水準に落ち込んだ。
2022年末と比較すると、設置台数は7000台(17%)減の3万2500台となった。2021年末の3万4500台から一旦増加した後、減少に転じている。
地域別では、ATMの大半が設置されているアメリカでの減少が最も大きかった。アメリカの台数は現在約2万6700台で、減少したとはいえヨーロッパの約1500台と比べると18倍近いATMが設置されている。
AltIndexは、犯罪に利用される可能性についての論争が台数減少の原因であるとしている。例えば、eBayなどのサイトで商品を宣伝し、購入者にATMを通じて特定のビットコインウォレットに入金するよう求め、その後音信不通になる手口がある。
上場しているビットコインATM運営会社ビットコイン・デポ(BTM)の創設者兼CEOであるブランドン・ミンツ(Brandon Mintz)氏は、この傾向は一部の運営会社が不採算のATMを停止したり、完全に廃業したりしているためだと述べた。
ブランドン氏はCoinDeskに宛てた電子メールで、「我々にとっては、買収や設置場所の増加によるキオスク端末の自律的成長(オーガニックグロース)を通じて市場シェアを伸ばすことができる機会が生まれるということだ」と述べた。
|翻訳・編集:林理南
|画像:Ivan Radic/Flickr
|原文:Global Bitcoin ATM Numbers Sink to Lowest Level Since 2021