HashPort、EXPO2025デジタルウォレットの提供開始──1000万人以上のインストールを目指す

HashPortは、2025年日本国際博覧会、いわゆる「大阪・関西万博」に向けて、11月1日から「EXPO2025デジタルウォレット」の提供を開始すると10月23日に発表した。

大阪・関西万博の機運醸成・新たな顧客体験の提供に向けて、協賛・協力企業・自治体(以下「事業連携先」)やパビリオンと協力し、大阪・関西万博に関連するイベントへの参加証明や、事業連携先の各施設への訪問履歴などをもとにしたSBT(ソウルバウンドトークン)・NFTの発行を開始するという。

23日、虎ノ門ヒルズステーションタワーで開催された「2025年大阪・関西万博キャッシュレス決済・EXPO2025デジタルウォレット記者発表会」では、デジタルウォレットで使用される独自電子マネーの愛称「ミャクペ!」の発表などが行われたあと、デジタルウォレットの内容について発表が行われ、事業連携サービスの概要をHashport 代表取締役CEOの吉田正博氏が説明した。

Hashportの吉田氏

吉田氏はまず「万博を通して、エレベーターや携帯電話のような新しい技術が生活に浸透してきた歴史を踏まえ、関西・大阪万博を通じてWeb3が生活に溶け込んでいくきっかけを作りたい」と述べ、具体的な目標として「1000万人以上がWeb3ウォレットと、SBT(ソウルバウンドトークン)デジタルパスポートを持つ世界を実現したい」と語った。

さらに「1000万人にWeb3ウォレットを万博を通してインストールしてもらい、日本が世界で最もWeb3の普及が進んでいる国になるようなレガシーを残していきたい」と続けた。

HashportがEXPO2025デジタルウォレットで協賛・提供するサービスは「ウォレットID基盤」「SBTデジタルパスポート」「Web3用ウォレット」の3つ。

ウォレットID基盤は、大阪・関西万博で提供される独自の金融サービス「ミャクペ!(電子マネー)」「ミャクポ!(ポイント)」「ミャクーン!(NFT)』のID基盤となる。

SBTデジタルパスポートは、ユーザーがパビリオンや事業連携先と連携する際の基盤で、譲渡できないNFTであるSoulbound Token(ソウルバウンドトークン:SBT)の性質を利用する。

Web3用ウォレットは、文字通り、パビリオン連携や事業連携で発行されたSBT・NFTを保管するためのウォレットとなる。

なお、EXPO2025デジタルウォレットは本日(10月23日)からダウンロード可能。サービス紹介なども公開されている。

■AppStore
https://apps.apple.com/jp/app/id6450660947

■GooglePlay
https://play.google.com/store/apps/details?id=io.hashport.hashwallet

■「EXPO2025デジタルウォレット」サービス紹介
https://expo2025-wallet.com/

■金融連携サービス「ミャクペ!(電子マネー)」「ミャクポ!(ポイント)」「ミャクーン!(EXPO 2025 デジタルウォレットNFTサイトの万博独自NFT)」の紹介
https://www.expo2025-dwfs.jp

|文・編集:CoinDesk JAPAN編集部
|画像:CoinDesk JAPAN編集部、リリース