NFTマーケットプレイス「オープンシー(OpenSea)」は、NFT市場の低迷を受け、運営スタッフを削減したと、同社CEOのであるデビン・フィンザー(Devin Finzer)氏は3日、ツイートした。
同社スタッフの50%が大規模なレイオフの影響を与える可能性があると、暗号資産(仮想通貨)ニュースのDecryptは3日早くに報じていた。
レイオフはNFT価格が下落を続けるなか、同社が「OpenSea 2.0」と名付けた新たなマーケットプレイスの立ち上げ準備を進めているなかで行われた。
フィンザーCEOはX(旧Twitter)で「より速く革新できるよう、新たな基盤を構築していまる。まもなくいくつかの体験を皆さんと共有できる」と述べている。
「私たちは運営方法を変え、ユーザーと直接つながる、より小さなチームにシフトする」
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— Devin Finzer (dfinzer.eth) (@dfinzer) November 3, 2023
So we took a step back and reimagined our operating culture, product, and tech from the ground up.
And today, we’re re-orienting the team around “OpenSea 2.0,” a big upgrade to our product – including the underlying technology, reliability, speed, quality, & experience.
オープンシーは2022年7月、スタッフの約20%を解雇し、230人規模になっていたとThe Informationは報じている。今回のレイオフ直前のスタッフ数は明らかになっていない。
また「OpenSea 2.0」がどのように進化したのかも、まだわからない。フィンザーCEOは、新プラットフォームが提供するサービスやスケジュールについての詳細は明らかにしなかった。
米CoinDeskはオープンシーにコメントを求めているが、まだ返答はない。
暗号資産分析会社ナンセン(Nansen)によると、有名な、いわゆる「ブルーチップ」と呼ばれるNFTコレクションは8月、フロア価格(最低入札価格)が25%以上下落したという。
NFT市場は全般的に下落しており、Nansen NFT-500指数は年初から55%下落している。
|翻訳・編集:CoinDesk JAPAN
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|原文:NFT Marketplace OpenSea Cuts Staff