本稿ではビットコイン相場をパターン分析・移動平均線(9MA・25MA)・一目均衡表・ボリンジャーバンド・MACD・RSIの代表的な6種類のテクニカル分析で5段階(5→1:強→弱)で評価し、その平均で相場の強弱を評価する。
テクニカル分析において定点観測と客観性が重要と考える。代表的な分析手法を複数組み合わせることで、恣意性を排除し、精度を高める狙い。
サマリー
総合評点は3.5。上値の目途を次々とクリア。先週指摘したRSIのダイバージェンスは不発に終わったが、一目やMACDは非常に強い一方でボリンジャーやRSIは相場の過熱を示唆、どちらとも判断がつきにくい状況。
パターン分析
前回、7月から9月の下げ幅の倍返しとなる545万円に到達、上値の目途に達したと申し上げたが、そこからさらに上昇。年初から続く上昇トレンドの平行チャネルも上抜けている。直近の小さなトレンドチャネルも上抜けており、これを非常に強いと見るべきか、過熱し過ぎとみるべきか判断が分かれる。
評点:4
移動平均線
実質的にゴールデンクロスに近い形となってから両線とも上向き。9MAの勢いが弱まっていたが回復気味。
評点:4
一目均衡表
3役好転継続、基準線も上向きで、非常に強い。
評点5
ボリンジャーバンド
バンドウォークが終了し、バンドも縮小に転じトレンドの終焉を示唆しているにも拘わらず上髭でバンドを突き抜けており、相場の行き過ぎを示唆している。
評点:2
MACD
デッドクロス発生するも切り返し、微妙にゴールデンクロス発生。
評点:5
RSI
ダイバージェンスが発生するも調整しないままさらに上昇。ダイバージェンスは継承したように見えるが再び80超えで買われ過ぎゾーン。
評点:1
評点
※本記事は「楽天ウォレット」のテクニカルレポートを転載したものです。
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