大阪デジタルエクスチェンジ(ODX)のセキュリティ・トークン(ST)に係る私設取引システム(PTS)であり、国内初のSTセカンダリー・マーケット(流通市場)となる「START(スタート)」が12月25日に売買取引を開始する。同社が11月20日、売買取引の開始予定日を発表した。
また合わせて、2件の新規取扱銘柄を発表。
ひとつは、ケネディクス、SMBC信託銀行、大和証券が協業して発行・運営する「ケネディクス・リアルティ・トークン ドーミーイン神戸元町(デジタル名義書換方式)」。発行基盤は「ibet for Fin」を使用する。
参考記事:ケネディクス、SMBC信託銀行、大和証券が不動産セキュリティ・トークンで協業──ST国内初の流通市場ODX「START」で取り扱い
もうひとつは、いちご、三菱UFJ信託銀行、SBI証券が協業して発行・運営する「いちご・レジデンス・トークン-芝公園・東新宿・都立大学・門前仲町・高井戸・新小岩-(デジタル名義書換方式)」。発行基盤は「Progmat」を使用する。
参考記事:いちご、三菱UFJ信託銀行、SBI証券が不動産セキュリティ・トークンで協業発表──ST国内初の流通市場ODX「START」で取り扱い
「START」での売買取引開始によって、セキュリティ・トークンは投資家にとって、よりアクセスしやすいものになり、セキュリティ・トークン市場のさらなる拡大につながると期待されている。
|文・編集:CoinDesk JAPAN編集部
|画像:STARTのWebサイト(キャプチャ)