本稿ではビットコイン相場を①パターン分析 ②移動平均線(9MA・25MA) ③一目均衡表 ④ボリンジャーバンド ⑤MACD ⑥RSIの代表的な6種類のテクニカル分析で5段階(5→1:強→弱)で評価し、その平均で相場の強弱を評価する。
テクニカル分析において定点観測と客観性が重要と考える。代表的な分析手法を複数組み合わせることで、恣意性を排除し、精度を高める狙い。
サマリー
総合評点は2.5。三角持ち合いで横ばいを示唆しているが、このまま横ばいなら移動平均がデッドクロス、一目の3役好転が解消する可能性がある。MACDやRSIでダイバージェンス発生するも大きな調整はない。何より、市場の強気の雰囲気とテクニカルの悪化が乖離しており不気味な感じ。材料次第では上抜けもあり得るが、三角持ち合い下抜けでレンジの下限520万円程度の調整は見ておきたい。
パターン分析
10月後半から続くサポートラインとドル価で38,000ドル(円価で565~575万円)のレジスタンスに挟まれた三角持ち合いを形成。12月半ばまでの高値圏でのもみ合い推移を示唆。このサポートを割り込んでも11月14日に付けた520万円がサポートとなり、520-575万円のレンジ相場を形成。但し。520万円を下抜けるとダブルトップが完成しトレンド転換となり、次のサポートは半値押しの470万円。
評点:3
移動平均線
9MAが横ばいとなり25MAは上向きで両線が接近。このまま横ばい推移でもデッドクロスとなる可能性あり。
評点:3
一目均衡表
3役好転継続だが、転換線と基準線とが接近。このまま横ばい推移なら遅行線がローソク足に追い付く可能性あり。
評点4
ボリンジャーバンド
バンドはスクィーズ継続。上昇トレンドは一服。
評点:3
MACD
デッドクロス継続。ローソク足は横ばいながらやや上向きで、MACDは下向きと、ダイバージェンスも継続、相場の転換を示唆する。
評点:1
RSI
MACD同様、RSIもダイバージェンスが発生中で、大きな調整は見られずやや不気味。
評点:1
評点
※本記事は「楽天ウォレット」のテクニカルレポートを転載したものです。
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