ビットコイン(BTC)は過去72時間で約15%上昇したが、6日は4万4000ドル(約638万円、1ドル145円換算)付近で推移し、ほとんど変化がない。しかし、投機的な流れは続いており、多くのアルトコインが急激に値上がりしている。
市場価値が10億ドルを超える暗号資産(仮想通貨)の中で上昇幅が大きかったのはアバランチ(AVAX)で、6日は17%上昇した。アバランチは11月に価格がほぼ2倍になっていた。
上昇幅が大きかった暗号資産には、昨年独自のブロックチェーンからレイヤー1のソラナ(Solana)ブロックチェーンに移行した暗号資産接続性プロジェクトであるヘリウム(Helium)のHNTもある。ヘリウムが月額20ドルで無制限のデータ、テキストメッセージ、通話が利用できる携帯電話プランをアメリカで開始したと発表したことを受けて、この日は42%上昇した。
ドージコイン(DOGE)に牽引され、ミームコインも動きを見せている。ドージコインは過去24時間で11%上昇、4月以来初めて0.10ドルを超えた。
オアンダ(Oanda)のシニア・マーケットアナリスト、クレイグ・アーラム(Craig Erlam)氏は、「ビットコインの上昇はビットコイン基準で見ても極めて異例であり、ETF(上場投資信託)承認の見通しにコミュニティがいかに興奮しているかが浮き彫りになっている」と指摘。金利期待の低下もビットコインの上昇に寄与しているが、主な要因はETFへの期待だと考えていると述べた。
|翻訳・編集:林理南
|画像:CoinDesk
|原文:Altcoins Heat Up With AVAX and HNT Leading the Way