ブラックロック、ナスダック、SECがビットコイン現物ETF上場に関するルール変更で2回目の会合

公表されたメモによると、ブラックロック(BlackRock)、ナスダック(Nasdaq)、アメリカ証券取引委員会(SEC)の代表者は、ビットコイン(BTC)のスポット型上場投資信託(ETF)の上場に必要なルール変更について議論するため、1カ月で2回目の会合を開いた。

CoinDesk

「この議論は、iシェアーズ・ビットコイン・トラストをナスダックルール5711(d)に基づいて上場して取引することに関するナスダック株式市場の規則変更に関するものだった」とメモには書かれている。

ナスダックルール5711(d)は、ナスダックにおける商品ベース信託の上場および取引に関する具体的な基準および規制ガイドラインを定めたもので、市場の健全性および不正行為からの保護を確保するための監視およびコンプライアンス措置とともに、新規上場および上場継続の要件を詳述している。

米CoinDeskが以前に報告したように、監視共有協定を含めることは、SECが非常に懸念している暗号資産(仮想通貨)取引に関連する市場操作リスクを軽減することを目的としている。

メモによると、三者は11月にも会合を開き、同じテーマについて議論した。この11月の会合で、ブラックロックは、提案されているETFをサポートするための現物および現金での償還という2つのモデルを詳細に説明するプレゼンテーションを行った。

最近、ブラックロックはSECの意向を満たすために、現金償還を含めるようにビットコインETFの提案を修正した。

マイクロストラテジー(MicroStrategy)のマイケル・セイラー(Michael Saylor)氏は、今週出演したブルームバーグTVで、ビットコインETFの可能性はウォール街における30年ぶりの大きな発展になるかもしれず、需要増と供給ショックによる2024年のビットコインの大幅なブルランの引き金になるかもしれないと述べた。

|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
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|原文:BlackRock, Nasdaq, SEC Met Regarding Bitcoin ETF