企業としては最大のビットコイン（BTC）保有者であるマイクロストラテジー（MicroStrategy）は27日にさらに買い増しを行い、1万4620BTCを約6億1570万ドル（約861億9800万円、1ドル140円換算）で購入した。
マイクロストラテジーのエグゼクティブ・チェアマンを務めるマイケル・セイラー（Michael Saylor）氏はX（旧Twitter）で、マイクロストラテジーが1BTC当たりの平均価格4万2110ドルでビットコインを購入したと明らかにした。
今回の購入により、マイクロストラテジーの保有額は約59億ドル相当の18万9150BTCに達し、1BTC当たりの平均購入価格は3万1168ドルとなる。
マイクロストラテジーは2020年8月にビットコインの購入を開始した。前回の購入は先月行われており、当時約6億800万ドル相当の1万6130BTCを購入した。
別件でマイクロストラテジーが提出した書類には、以前に発表した7億5000万ドルのアット・ザ・マーケット（ATM）オファリングから6億1010万ドルを調達したと記載されている。
マイクロストラテジーは12月初旬の時点でビットコイン保有から約20億ドルの含み益が出ていた。
アメリカの規制当局がビットコイン現物ETF（上場投資信託）を承認する可能性があるとの楽観的な見方が広がる中で、ビットコイン価格がここ数カ月上昇してきたことを受けてのことであり、一部の専門家はこの措置が暗号資産への大量の投資を促すと考えている。年初来でマイクロストラテジーの株価は315％近く上昇しており、ビットコインは200％上昇している。
｜翻訳・編集：林理南
｜画像：CoinDesk
｜原文：MicroStrategy Buys $615M Worth Additional BTC, Pushing Holdings to $5.9B
