本稿ではビットコイン相場を①パターン分析 ②移動平均線(9MA・25MA) ③一目均衡表 ④ボリンジャーバンド ⑤MACD ⑥RSIの代表的な6種類のテクニカル分析で5段階(5→1:強→弱)で評価し、その平均で相場の強弱を評価する。
テクニカル分析において定点観測と客観性が重要と考える。代表的な分析手法を複数組み合わせることで、恣意性を排除し、精度を高める狙い。
サマリー
総合評点は3.3。上昇トレンド一服し、横ばいレンジに入った。上昇トレンドの再開を示唆するものも出ているが、まだ確証は持てない。現物ETFの承認の可否という大きな材料を控え、相場は方向感を見極めようとしているようにも見える。
パターン分析
10月から続く上昇チャネルを下抜け。但し、小さな上昇フラッグを上抜け、上昇トレンド再開かと思われたが、結局12月5日の高値655万円に上値を押さえられ、今度は11月のレンジの上限と12月18日の安値にサポートされた。この結果、575万円~655万円のレンジを形成、上昇トレンドから横ばい圏にトレンドがシフトした。
評点:3
移動平均線
昨年9月にゴールデンクロスとなってから3か月ぶりにデッドクロスを形成したが、年始に切り返しゴールデンクロスを形成。ただ両線ともほぼ横ばいで、まだ安心はできない。
評点:4
一目均衡表
こちらも昨年10月以来の3役好転が解消。下ひげでは雲の中に入っている。何とか雲の上限にサポートされ、3役好転が再点灯するか、雲の中に入ってしまうのか、微妙なところ。
評点3
ボリンジャーバンド
バンドはスクィーズ。方向感がなくなったが、再びエクスパンション気味で新たなトレンドを形成する可能性もありそう。
評点:3
MACD
微妙にゴールデンクロス発生。ただ両線ともほぼ横ばいで、まだ安心はできない。
評点:4
RSI
50付近で方向感なし。
評点:3
評点
※本記事は「楽天ウォレット」のテクニカルレポートを転載したものです。
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