18〜19歳の暗号資産・投資実態調査──約5人に1人が投資:ビットバンク

暗号資産(仮想通貨)取引所を運営するビットバンクは、2022年4月の成人年齢引き下げに伴って保護者の同意なく投資を始めることができるようになった18〜19歳の650人を対象に、暗号資産・投資実態に関するアンケート調査を実施。1月11日に発表した集計結果のうち、いくつか興味深い項目をピックアップした。

約5人に1人が投資開始

「成人年齢の引き下げに伴って、実際に資産運用や投資を始めましたか?」との質問では、「はい」が22%、「いいえ」が78%だった。2022年に引き続き、約5人に1人が投資をしている結果となった。

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「NISA」「株式投資」「定期預金」が上位

投資対象としては、41.5%が2024年1月から制度が新しくなる「NISA」をあげた。次いで「株式投資」「定期預金」「FX」が続く。「暗号資産」は13.8%に減少(2022年は25.9%)した一方、「NFT」は15.4%に増加(同7.8%)した。

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「高校在学中に金融教育を学んだから」が理由に

「資産運用や投資を始めた理由は何ですか?」の質問には、「お金が増えそうだから」「面白そうだから」が2022年に続き上位。これに新たな回答として「高校在学中に金融教育を学んだから」(23.8%)が続いた。

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「10万円〜100万円以上」が12.4%上昇

実際の投資金額としては、「10万円〜100万円以上」の割合が33.1%を占め、前年から12.4%増えた。

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暗号資産への投資は「価格上昇を期待」が理由に

投資対象として「暗号資産」と回答した人のうち、「暗号資産への投資を始めた理由は何ですか?」との質問には、「お金の浪費を抑制できそうだから」が44.4%と、前年から大きく増加。新たな回答として「価格上昇が期待できそうだから」が38.9%となった。

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ビットコインが引き続き人気

投資した暗号資産の銘柄では、2022年に続き「ビットコイン」が最多。若年層が好むメタバース・NFTといった暗号資産銘柄が上位となった。

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■ アンケート調査概要
調査期間: 2023年12月14日〜2023年12月21日
調査対象:一般インターネットユーザー
回答数 :650 人(有効回答数:600人)
調査方法:WEB アンケート調査
配信方法:WEB アンケートツール(Fastask)

|編集・構成:CoinDesk JAPAN編集部
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