香港で暗号資産(仮想通貨)取引所を運営するハッシュキー・グループ(HashKey Group)は1月16日、1億ドル(約145億円、1ドル145円換算)の資金調達を「ほぼ達成した」と発表した。投資したVC名などは公表していない。資金調達後の評価額は12億ドルにのぼり、「ユニコーン」となった。
同社は昨年8月に資金調達を発表、その直後には香港の規制当局から暗号資産取引のリテール・ライセンスを取得していた。
🔥BIG NEWS!
— HashKey Group (@HashKeyGroup) January 16, 2024
We are proud to announce the completion of a Series A financing round of nearly 💰US $100 million at a pre-money valuation above 💰US $1.2 billion.
The newly raised capital will be used to :
🗝️Solidify HashKey’s #Web3 ecosystem
🗝️Accelerate the product… pic.twitter.com/EgpWA04SRN
10月、米CoinDeskは、FTXの破綻によって業界が低迷するなか、2023年第3四半期(7-9月期)の暗号資産関連企業の資金調達は297件・21億ドルと、2020年第4四半期(10-12月期)以来、3年ぶりの低水準となり、投資先はアーリーステージやインフラプロジェクトに移ったと伝えた。
しかし、2023年第4四半期にビットコイン(BTC)や他の主要暗号資産が大幅に上昇したことやビットコインETFが承認されたことなどを踏まえ、多くのVCファンドは2024年に入ってからスタンスを変え、楽観的な見方をしている。
|翻訳・編集:CoinDesk JAPAN編集部
|画像:ハッシュキーグループの会長兼CEO、シャオ・フォン(Xiao Feng)博士(HashKey)