博報堂と博報堂キースリーは1月18日、スターテイル・ラボ(Startale Labs)、NTTデータと共同で、企業のWeb3開発を支援するプログラム「web3 Sherpa(ウェブ3シェルパ)」の提供を開始すると発表した。
リリースでは、世界のWeb3の開発動向と比較すると、日本ではまだWeb3技術を活用した開発プロジェクトは少ないと指摘。その要因としてエンジニア不足、開発ツールの複雑さ、さらに企業の課題と紐づける戦略構想の難しさをあげ、4社が連携して、Web3開発支援プログラム「web3 Sherpa」を提供するとしている。
「web3 Sherpa」では、Web3プロジェクト設計を推進してきた博報堂キースリー、企業のシステム構築運用に長けた博報堂マーケティングシステムコンサルティング局、Web3開発ナレッジ・ソリューションを保有するスターテイル・ラボ、Web3事業における事業コンサルから技術支援、サービス開発までを広く手がけるNTTデータが連携し、
企業のWeb3開発案件を統合的にサポート、プロジェクトの戦略構想からPoCの実施、サービス実装・運用まで一気通貫で支援するという。
スターテイル・ラボCEOの渡辺創太氏は、CoinDesk JAPANの年始特集で「2023年は、次のサイクルで勝つための準備を全部行いました。できることはすべてやったという感じです」と語っている。今回の取り組みも、そのひとつと言えるだろう。
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なお、博報堂キースリーは、博報堂と渡辺創太氏が2022年12月に設立したWeb3事業プロデュース企業。昨年は、トヨタ自動車を協賛に迎えたWeb3グローバルハッカソンを開催している。
多くの業界関係者がブルマーケット(強気相場)になると期待している2024年、日本企業のWeb3参入が加速しそうだ。
|文・編集:増田隆幸
|画像:リリースより
※編集部より:タイトル、本文を修正し、更新しました。