ビットコイン、2万ドル台半ばもありえる:元アークの暗号資産責任者

ビットコイン(BTC)はまだ底打ちしていないと、ベンチャーキャピタルPlaceholderのパートナーで、アーク・インベスト(Ark Invest)の元暗号資産責任者クリス・バーニスケ(Chris Burniske)氏は述べている。

同氏は、少なくとも3万ドル〜3万6000ドルのレンジまで下落すると見ており、最終的に史上最高値を更新する前に2万ドル台半ばが試されても不思議ではないという。

「いつものように、忍耐が味方だ。到達するまでの道のりは不安定で、肩透かしもあり、数カ月かかるだろう」

だが長期トレンドは「依然として堅調」であり、「サイクルの初期には多くの上昇局面もあったが、今は下落している。マクロ環境は多くのレベルで不安定に思える。新プロダクトのイノベーションは近づいているが、まだそこまで到達していない……状況はまだ限定的なものにとどまっているに思う」と続けた。

26日に5%上昇する前、ビットコインは1月11日の現物ETFの取引開始から約20%下落し、4万ドルを割っていた。当記事執筆時点では4万1700ドル付近。

「大幅にデリスキング(リスク回避)していると言っているわけでは決してない。むしろ弾丸を数え、刃を研いでいるところだ」とバーニスケ氏は締めくくった。

|翻訳・編集:CoinDesk JAPAN
|画像:クリス・バーニスケ(Chris Burniske)氏(CoinDesk)
|原文:Bitcoin Could Fall Back to Mid-$20K Area: Chris Burniske