メタの好決算を受けて、AIトークンが上昇

メタ・プラットフォームズ(Meta Platforms)が大幅な増収、業績予想の上方修正、500億ドル(約7兆2500億円、1ドル=145円換算)の追加自社株買いといった内容を含むポジティブな四半期と通期の業績を発表した。同社の株価は時間外で14%近く上昇しており、その影響を受けて人工知能(AI)トークンも上昇している。

「我々のコミュニティとビジネスが成長し続け、良い四半期を過ごすことができた。AIとメタバースを発展させるという我々のビジョンは大きく前進した」とマーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)CEOは電話会見で述べた。同社はまた、初の配当を実施すると述べた。

レンダー(RNDR)やフェッチAI(FET)などのAIトークンを含むCoinDeskのComputing Select Index(CPUS)は、過去24時間で10%近く上昇している。

(CoinDesk Indicies)

CoinDesk Indiciesのデータによると、同期間のビットコイン(BTC)の上昇率はわずか2%だった。

RNDRとAkashネットワークのトークンであるAKTは、過去24時間でそれぞれ4.1%と5.2%上昇している。これらは時価総額で最大級のAIトークンだ。

メタは2021年以降、そのメタバースへのピボットのために200億ドル(約2兆9000億円)以上の損失を被ったが、ザッカーバーグはそのアイデアにコミットし続けると述べていた。全体として、メタのメタバース・プラットフォームは市場の注目を集めることができず、2022年に株価を60%近く押し下げた。

しかし、ザッカーバーグが約1年前に同社のAIピボットを発表して以来、同社の株価は100%以上上昇している。

|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
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|原文:AI Tokens Up After Meta Beats Analyst Expectations