- 柴犬コインは不安定な取引セッションの中、コインベースで大きく下落した。
- このような下落は通常、売り注文が利用可能な市場深度を超えた場合に発生する。
柴犬コイン(SHIB)の価格は、3月5日のアジア時間にアメリカの暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)で一時50%下落したが、その後、通常とは異なる動きで元に戻った。
SHIBは、ビットコイン(BTC)主導で主要トークンが売られる中、コインベースで0.000044ドルから0.000022ドルまで下落した。バイビット(Bybit)やクラーケン(Kraken)などの他の取引所では平均0.000036ドルまでの下落で、コインベースでの下落は異常だった。
このような下落は通常、売り注文が利用可能な市場深度(マーケットデプス)、つまり特定の取引所における任意の時点の流動性を上回った場合に発生する。欧州時間朝の時点で、SHIBはコインベースで120万ドル(約1億8000万円、1ドル=150円換算)のマーケットデプスがあった。
そのため、SHIBのスポット取引量は過去24時間にコインベースで17億ドル(約2550億円)を超え、取引所の中で最多となった。コインベースは、アメリカを拠点とする個人投資家が暗号資産市場に参加できる唯一の規制された取引所だ。
午前中に売りが出たにもかかわらず、SHIB価格は過去24時間で45%上昇している。一方、コインデスク20指数(CD20)は3%上昇している。
CoinGeckoのデータによると、ミームコインは最近急騰し、過去1週間で100%以上上昇している。
|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock
|原文:Shiba Inu Prices Briefly Dropped 50% on Coinbase