エルサルバドルが2021年9月に初めて購入を開始したビットコイン(BTC)は、含み益8400万ドル(約121億8000万円、1ドル=145円換算)を抱えている。
ビットコインは過去1年間で250%上昇し、同国のビットコイン国庫は3月12日の時点で2億600万ドル(約298億7000万円)超に達し、69%の利益を上げている。データによるとエルサルバドルは2681BTCを保有しており、平均4万2600ドルで12回に分けて購入した。
2021年、エルサルバドルは歴史的な「ビットコイン法」によって、ビットコインを法定通貨とした最初の国となり、ビットコインは米ドルと対等の立場になった。それ以来、商品、サービス、税金はすべてビットコインで支払うことができる。
そのため、ナイブ・ブケレ(Nayib Bukele)大統領は12日の投稿で、国家は他のサービスからの収入という形でさらに多くのビットコインを得ていると指摘した。これには、地元企業のためにビットコインを米ドルに変換する市民権パスポート・プログラム、ビットコイン・マイニング、政府サービスなどからの収入などが含まれる。
+ #BTC revenue from our passport program
— Nayib Bukele (@nayibbukele) March 11, 2024
+ Revenue from converting #BTC to USD for local businesses
+ #BTC from mining
+ #BTC revenue from government services https://t.co/O1sjKoJRiq
同国は12月7日に「Freedom VISA」プログラムを開始し、少なくとも100万ドル(約1億4500万円)相当のビットコインまたはステーブルコインのテザー(USDT)を投資した年間最大1000人に居住権を与える。報道されているように、審査に合格した申請者は長期滞在許可を受け取り、完全な市民権への道が開かれる。
|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
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|原文:El Salvador Is Sitting on $84M Profit From Its Bitcoin Holdings