暗号資産(仮想通貨)投資運用会社グレイスケール(Grayscale)のマイケル・ソンネンシャイン(Michael Sonneshein)CEOは、同社のビットコイン(BTC)上場投資信託(ETF)のGBTCの手数料は時間の経過とともに減少すると述べたとCNBCが3月19日に報じた。
1月以来、GBTCは競合他社に比べて手数料が高いこともあり、120億ドル(約1兆8000万円、1ドル=150円換算)の資金流出を記録している。同ファンドは以前、「Newborn Nine(新生ナイン)」と呼ばれる9本のビットコインETFの中で最大の資産量を誇っていた。
「この市場が成熟するにつれて、GBTCの手数料は下がっていくだろう」とソンネンシャイン氏はインタビューで語った。
「もちろん、資金流出は予想していた。投資家は、自分がポートフォリオで利益を得るか、裁定取引をする者がファンドから出ていくか、あるいは人々が清算によってポジションを解消するのを待っている」と彼は述べている。
CoinDeskは1月、破産した暗号資産取引所FTXがファンドのETF化に伴い、GBTCを約10億ドル(約1500億円)分、売却したと報じた。
|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:グレイスケールのマイケル・ソンネンシャインCEO(Shutterstock/CoinDesk)
|原文:Grayscale CEO Believes Bitcoin ETF Fees Will Drop Over Time: CNBC