暗号資産取引所ビットゲットのウォレット部門がミームコインに参入──発行トークンが1万4000%上昇
  • ビットゲットが発行した新しいミームコインMOEWの過去24時間の取引高は、ベースネットワーク上で最大のミームコインであるブレット(BRETT)の2倍を記録した。
  • リリースから数時間後には、MOEWを保有しているウォレットは1万1700個となった。

暗号資産取引所ビットゲット(Bitget)のウォレット部門が発行したミームコインは、公開後数時間で1万4000%以上急騰し、時価総額は3100万ドル(約46億5000万円、1ドル150円換算)に達した。

CoinMarketCapのデータによると、ベース(Base)ネットワークで発行されたこのトークンのティッカーはMOEWで、現在0.0028ドルで取引されている。取引高は3400万ドル(約51億円)相当。Basescanによると、MOEWを保有しているウォレットは現在1万1700個に上る。

ビットゲットのウォレット部門はX(旧Twitter)に、「楽しむだけのもので、真剣すぎるものではない。ミームの力で何ができるのか見てみたい」と投稿した。

ベースネットワークは、この強気市場サイクルにおいてこれまでのところミーム向けの主要ブロックチェーンであったソラナ(Solana)から注目を奪おうとしており、ミームコイントレーダーにとって重要な場所として急速に浮上している。

ベースネットワークで最大のミームコインはブレット(BRETT)。マットフューリー(Matt Furie)氏の漫画「ボーイズクラブ(Boy’s club)」のキャラクターをモチーフにしたトークンだ。ブレットの価値は過去1週間で89%上昇した。一方、MOEWは過去24時間ですでにブレットの取引量の2倍を記録した。

ミームコインには基盤となる価値や効用がないため、本質的に不安定な資産だ。ドッグウィフハット(WIF)のようないくつかのミームコインは過去1年で時価総額が10億ドル(約1500億円)を超えたが、他の多くのコインはラグプル(出口詐欺)が多発する中で無価値になった。

|翻訳・編集:林理南
|画像:TradingView
|原文:Crypto Exchange Bitget’s Wallet Team Joins Meme Coin Hype, Issues Token That Rises 14,000%