CoinDesk JAPANを運営するN.Avenueが2023年7月より展開している、Web3をリサーチする大手企業のビジネスリーダーを中心とした限定有料コミュニティサービス「N.Avenue club」。
3月28日にはラウンドテーブル Vol.9を、国内外で各社がさまざまな取り組みを進める「顧客ロイヤルティ」をテーマに開催した。ラウンドテーブルは会員限定のクローズ開催のため、ここでは当日のプレゼンテーションや議論の様子について、アウトラインのみを紹介する。
トップブランドが進めたNFTの社会実験〜Web3アプローチで激変する顧客ロイヤルティ〜
Briefing Sessionには、世界最大のスーパーマーケットチェーンである米ウォルマートの傘下で、インド最大のEコマースを手がけるフリップカート(Flipkart)のラヴィ・チャンドラセカール(Ravi Chandrasekhar)氏が登壇。40以上のブランドが参加し、現在、ユーザーのウォレット開設数が350万にのぼる取り組みを紹介した。
Main Sessionでは、まず、ブランド関連の数々の著書などで知られる音部大輔氏が、マーケティングとブランディングの概念を整理。そのうえでNFTをどう活用していくかについて、その可能性を提示した。
続いて、日本航空、セブン銀行、ローソンエンターテインメントがプレゼンテーション。
日本航空の高橋翔氏(事業開発部 戦略・企画グループ アシスタントマネジャー)は、博報堂と取り組む「KOKYO NFT」について、その狙いと実際の取り組み内容を紹介した。
セブン銀行の山方大輝氏(セブン・ラボ部)は、同行がコンビニに設置しているATMを活用したNFT募金キャンペーンを紹介。通常の募金に比べて、金額、件数とも増加したと述べた。
ローソンエンターテインメントの鈴木崇氏(ライブエンタメグループ マーケティング本部 マーケティング事業部 新規事業開発部 部長)は、ローソンチケットの事例を紹介。コロナ禍が明けるなかで、新しい体験の提供を目指す取り組みをアピールした。
Q&Aセッションでは、会場からの質問に加えて、音部氏がマーケティングやブランディングの視点から、各社の取り組みに切り込んだ。
また今回は、ラウンドテーブルに加えて、会員企業によるプレゼンテーション、およびアドバイザリーボードとの意見交換会を実施した。
毎回、クローズドな環境で、ディープでホットな議論が繰り広げられる「btokyo club」。Web3領域でのビジネスにご関心のある方、実際にWeb3ビジネスを推進されている方は、ぜひ、以下のボタンからお問い合わせください。
なお、4月からは名称を「N.Avenue club」に改め、内容をより充実させて開催していきます。
|テキスト:btokyo members
|編集:CoinDesk JAPAN
|写真:多田圭佑