- ドイツの連邦銀行LBBWは、暗号資産取引所ビットパンダとの提携を通じて、顧客に暗号資産のカストディサービスを提供する予定だ。
- サービス開始は2024年後半を予定している。
ドイツ最大の連邦銀行バーデン・ヴュルテンベルク州立銀行(LBBW)は、オーストリアの暗号資産(仮想通貨)取引所ビットパンダ(Bitpanda)と提携し、暗号資産カストディサービスを提供すると4月15日に発表した。
両社は戦略的パートナーシップを締結し、ビットパンダはLBBWにビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)を含む「暗号資産の保管と調達」のための「Investment-as-a-Service(サービスとしての投資)」インフラを提供する。
「暗号資産カストディサービスを通じて、法人顧客に最高レベルのセキュリティを担保しつつ、明確な付加価値を提供することができる」とLBBW取締役で、財務、戦略、オペレーションを担当するシュテファニー・ムンツ(Stefanie Münz)氏は声明で述べた。
「ビットパンダは、我々の顧客に革新的で、何よりも安全なデジタル資産ソリューションを届けるために必要な技術的・規制対応インフラを提供する」
LBBWはビットパンダと協力して、2024年後半にまずは法人顧客に暗号資産カストディサービスを提供する予定だ。
「法人顧客からのデジタル資産に対する需要は高まっている。私たちは、暗号資産がやがて新たなビジネスモデルの基盤としての地位を確立すると確信している。今回の提携により、法人顧客の個々の暗号資産戦略を最適にサポートするための技術的・規制対応インフラの早期構築を目指す」とLBBWのコーポレートバンクCOOであるユルゲン・ハレンゲル(Jürgen Harengel)氏は述べた。
|翻訳・編集:行武 温
|画像:German bank LBBW and Bitpanda partners to offer crypto custody services. (Bitpanda)
|原文:Germany’s Largest Federal Bank LBBW to Offer Crypto Custody Services With Bitpanda