半減期到来後、ビットコインはほぼ動かず約6万3700ドルを維持

ビットコイン(BTC)は、そのエコシステムを支えるマイナーの経済状況を一変させることになる4度目の半減期を迎えたが、6万3700ドル(約1038万5000円、1ドル155円換算)付近で安定している。

ビットコインは、半減期が到来する84万個目のブロックがマイニングされる直前、時間で言えば協定世界時(UTC)で20日土曜日が始まった頃の水準からわずかな値動きしかしていない。ビットコインは19日金曜日に5万9685ドルまで下落したが、その後6万5000ドルを超えるまで反発していた。

歴史的に、半減期後はビットコイン価格が上昇していた。前回の半減期は2020年5月で、その後1年間で9500ドルから6万5000ドルまで上昇した。

しかし今回、ビットコインはすでに史上最高値更新に向かう大幅な上昇を始めており、2022年後半の1万5500ドルから7万3680ドルまで上昇していた。アメリカでのビットコイン現物ETF(上場投資信託)の承認をめぐる楽観論と1月に取引が開始された後の熱狂もこれに寄与した。

JPモルガン(JPMorgan)は18日、ビットコイン先物の建玉が高水準であることに基づくとビットコインが依然として「買われ過ぎの状態」にあるため、半減期後にビットコインが下落すると予想していると述べた。ゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)は、ビットコインが過去のサイクルで経験した半減期後の成功をなぞるには、マクロ環境がリスク志向を支えるものである必要があると指摘した。

ビットコインは2月28日以来5万9600ドルから7万3860ドルの間で取引されており、今週は資本市場全体に波及したイスラエル紛争激化を背景にこのレンジの上値が破られることはなかった。

Coinalyzeによると、4月12日に発生した7万1000ドルから6万ドルへの急落により、ビットコイン市場から40億ドル(約6200億円)の建玉が消えたという。シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)を除く全取引所の建玉は161億ドルとなる。

|翻訳・編集:林理南
|画像:CoinDesk data
|原文:Bitcoin Rally Holds Around $63,700 Following 4th Block Reward Halving

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