- モルガン・スタンレーはETFの購入を認めていたが、顧客が直接要請した場合に限られていた。
- 同行は、ビットコインETFの勧誘を同業他社で初めて許可する可能性がある。
- この動きにより、ETFへの資金流入が促進されるかもしれない。
AdvisorHubのレポートによると、モルガン・スタンレー(Morgan Stanley)は、1万5000人のブローカーが顧客にビットコイン(BTC)上場投資信託(ETF)を推奨できるようにしようとしている。
ウォール街の巨人は、今年初めにビットコインETFが承認された後、ビットコインETFの購入を開放した。しかし、これはあくまで顧客から要請された場合だった。同行は現在、ブローカーにビットコインETFを顧客に直接売り込ませようとしていると同レポートは付け加えた。
この動きは、スポットETFに対する需要の証しであり、ファンドにさらなる資金流入をもたらす可能性がある。ETFを利用することで、顧客はビットコインに直接投資することなく、その恩恵を享受することができる。
AdvisorHubは「我々は細心の注意を払い、誰もがそれにアクセスできるようにするつもりだ。我々はただ、コントロールされた方法で行いたいのだ」というモルガン・スタンレー幹部の談話を引用している。
アメリカ証券取引委員会(SEC)は1月11日にスポットビットコインETFを承認した。 承認を得た企業には、投資大手ブラックロック(BlackRock)、フィデリティ(Fidelity)、インベスコ(Invesco)などが含まれる。
この承認により、ファンドへの大量の資金が流入し、その後、ビットコインにも流入した。 しかしファーサイド(Farside)によると、ブラックロックは24日に初めて同社ETFへの1日当たりの流入額がゼロを記録するなど、ここしばらく資金流入は減少している。
モルガン・スタンレーがブローカーにビットコインETFを推奨することを許可することで、ファンドに勢いが戻る可能性がある。
モルガン・スタンレーはCoinDeskのコメント要請にすぐには応じなかった。
|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock
|原文:Morgan Stanley May Soon Allow Brokers to Pitch Bitcoin ETFs to Customers: Report