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ソラナ(SOL)は、DApps(分散型アプリケーション)を開発するプラットフォームであり、同様のプロジェクトでその地位を盤石なものとするイーサリアムを脅かす可能性があるイーサリアムキラーとしても知られる仮想通貨(暗号資産)である。
イーサリアムキラーと呼ばれる仮想通貨は乱立しており、その中でも本命と呼ばれることも多い銘柄がソラナであり、2024年には仮想通貨全体の時価総額ランキングで4位に浮上した。近年では国内取引所においても取り扱いが増えており、日本でも購入しやすくなっている。
本記事では、今注目度が高い仮想通貨のソラナについて、その特徴やチャートなどの価格推移・将来性・取扱取引所を紹介する。
ソラナ(SOL)とは?
発行上限 | 526.42M |
---|---|
承認方式 | PoS, PoH |
開始日 | 2020年3月ローンチ |
中央機関 | ‐ |
提唱者 | Anatoly Yakovenko |
オフィシャルサイトURL | https://solana.com/ja |
ホワイトペーパーURL | https://solana.com/solana-whitepaper.pdf |
公式TwitterURL | https://twitter.com/solana |
ソラナ(SOL)は、2020年3月にローンチされたDApps開発のプラットフォームであり、Anatoly Yakovenko氏とGreg Fitzgerald氏と共に立ち上げられたSolana Labsによって開発された。独自のコンセンサスアルゴリズムの採用による処理速度の速さと、手数料の低さが強みとなっている。
ソラナ(SOL)の特徴
ソラナの特徴は以下の通りである。
- PoHの採用により高い処理能力を持つ
- ブリッジ機能を利用して仮想通貨同士の相互運用性を実現
- 保有することでステーキング報酬が得られる
PoHの採用により高い処理能力を持つ
ソラナは、PoH(Proof of History)と呼ばれる独自のコンセンサスアルゴリズムを採用している。直近の取引の承認に対して、ノード同士で通信する時間を必要としないシステムを取ることにより、これまでの取引承認と比較して桁違いに速い処理スピードと低コスト化を実現した。
イーサリアムは時価総額2位の仮想通貨であり、その地位を盤石なものとしてDApps開発のプラットフォームで高いシェアを誇っているが、スケーラビリティ問題と呼ばれる取引における処理速度の遅延と手数料の増加の問題を解決できていない。一方で、ソラナをはじめイーサリアムよりも優れた処理能力を持つ仮想通貨が後から誕生しているため、イーサリアムに取って代わる存在となるイーサリアムキラーとして注目を集めている。
ブリッジ機能を利用して仮想通貨同士の相互運用性を実現
ポルカドット(DOT)、コスモス(ATOM)のように仮想通貨同士の相互運用性を目的としたプロジェクトなど一部の通貨を除いて、異なる仮想通貨同士は相互運用性を持たない。異なるブロックチェーン同士で仮想通貨のやり取りが制限されている現状は、仮想通貨全体の課題となっている。
ソラナは他の仮想通貨との相互運用性があり「Wormhole」と呼ばれるブリッジ機能を利用することでイーサリアムとの相互運用が可能だ。スケーラビリティ問題だけでなく、仮想通貨全体の問題である相互運用性の解決にも取り組んでいる。
保有することでステーキング報酬が得られる
ソラナは、PoHだけでなく複数のコンセンサスアルゴリズムを複合的に採用する仕組みを取っているため、PoS(Proof of Stake)も採用している。PoSでは、仮想通貨の保有によって承認の権利を与え、保有数量に応じて定期的に報酬が得られるステーキングを利用できる。国内取引所でもBITPoint、SBI VC Tradeがソラナのステーキングサービスを提供しているため、報酬を手軽に得ることが可能だ。
ソラナ(SOL)のチャートと価格推移
ソラナの2020年~2024年までのチャートと価格推移は上記の通りである。2021年、ソラナの価格は大きく上昇する。これは新型コロナウイルスの影響で大規模な金融緩和が実施された影響であり、ソラナに限らず多くの仮想通貨の価格が急騰した。
しかし、2022年になるとウクライナ侵攻による地政学リスクの高まりや、大手仮想通貨取引所のFTXの破綻と、元CEOであるサム=バンクマン=フリード氏がかつてソラナを支援していたことがマイナスとなり、大きく下落した。
一時は存続を危ぶまれたこともあったが、2024年4月には複数の材料を元に仮想通貨全体でも時価総額4位に浮上する復活を見せ、注目を集める銘柄となった。
ソラナ(SOL)の将来性
ソラナの将来性におけるポイントは以下の通りである。
- STEPNなどソラナを基盤としたDAppsの普及
- Web3特化型スマートフォンSolana Mobile(Saga)への期待
- Neon EVMによってDAppsにもイーサリアムとの互換性を持たせている
STEPNなどソラナを基盤としたDAppsの普及
ソラナではソラナを基盤としたDAppsが開発されており、その中でもランニングやウォーキングによって仮想通貨を稼げるブロックチェーンゲームの「STEPN」や、NFTマーケットプレイスの「Magic Eden」は有名である。開発されたDAppsが普及するほど、決済や手数料などで使用されることから、ソラナの価値が高まることも期待しやすい。
Web3特化型スマートフォンSolana Mobile(Saga)への期待
2022年にSolana Labsから発表されたWeb3特化型スマートフォンのSolana Mobile、通称Sagaは2023年から一般販売され、完売するほどの高い人気を集め、新たにSaga2(仮)の開発も計画されている。ブロックチェーンの秘密鍵を安全に管理できるシステムを持ち、DAppsを利用するために最適化されていることから、次世代のスマートフォンとして期待されている。
Neon EVMによってDAppsにもイーサリアムとの互換性を持たせている
Neon EVMは、ソラナにEVM(イーサリアム仮想マシン)との互換性を持たせる機能である。これによりソラナではイーサリアムのDAppsをブロックチェーン上で利用できるようになった。
DApps開発でトップクラスのシェアを誇っているのはイーサリアムであるが、ソラナでもイーサリアムのDAppsが利用できるため、利便性が高く乗り換えもしやすい状況である。イーサリアムキラーとして、ソラナは他の仮想通貨と一線を画すほど、高い機能性と将来性を持っている。
ソラナ(SOL)を取り扱う国内取引所
ソラナ(SOL)を取り扱う国内取引所は以下の通りである。
- GMOコイン
- DMM Bitcoin
- SBI VC Trade(ステーキング可)
- BITPoint(ステーキング可)
- CoinTrade(ステーキング可)
- BitTrade
海外取引所でも購入可能であるが、CoinDesk Japanでは、金融庁に登録された国内の仮想通貨取引所で暗号資産を購入することを推奨している。
GMOコイン
GMOインターネットのグループ会社が運営する。取引手数料だけでなく入出金手数料も無料となっており、コストの安さが特徴だ。
レバレッジ取引できる仮想通貨の種類が多く、つみたて暗号資産、貸暗号資産など仮想通貨の長期投資向けのサービスも広く提供していて、さまざまな投資スタイルに対応できる。
項目 | 概要 |
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取扱仮想通貨 | 27種類 |
手数料 | 販売所:無料、取引所:Maker-0.01%、Taker0.05% |
最低取引数量 | 販売所:0.00001BTC、取引所:0.0001BTC |
スマホ対応 | アプリ「暗号資産ウォレット」 |
セキュリティ | 2段階認証、ログイン通知、24時間監視、定期的な脆弱性診断など |
GMOコインのメリット
- 各種手数料が無料で利用しやすい
- 利率の高いレンディング(貸暗号資産)サービスを提供
- レバレッジ取引や自動売買など多様な注文方法に対応
GMOコインのデメリット
- レバレッジ取引では追証が発生することがある
- 取引の状況によってはスプレッドが広がりやすい
GMOコインの評判・口コミ
-
GMOコインは、仮想通貨取引において信頼性が高い大手企業として、セキュリティやサポート体制が充実しており、初心者でも安心して利用できる点が良いところです。
★★★★★5点(30代・男性) -
良いところは取引に使用するアプリがシンプルなので使いやすい点とコインの種類が豊富にあることです。このアプリひとつで取引関連全てできるので楽ですし便利なのがいいなと感じました。
★★★★★4点(20代・女性) -
ビギナーに対しては少額から始められるのは良く、慣れて来た者からすれば色んな銘柄が試せることで収益の可能性が広がる。そんな挑戦の場になるのがプラス要素です。
★★★★★4点(30代・男性)
\オリコン顧客満足度NO.1/
DMM Bitcoin
合同会社DMM.comのグループ会社により運営される。販売所としてのサービス提供のみで、取引所は行っていない。取引手数料や暗号資産送付手数料は無料。
株式投資/FX等の取引を行ったことがない投資初心者にも直感的に操作可能な取引ツールが用意されている。
項目 | 概要 |
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取扱仮想通貨 | 現物:28種類、レバレッジ:34種類 |
手数料 | 販売所:無料(BitMatch手数料を除く) |
最低取引数量 | 販売所:0.0001BTC |
スマホ対応 | 初心者向け「STモード」と高機能「EXモード」が選べる |
セキュリティ | コールドウォレット、WAFによる不正ログイン防止など |
SBI VCトレード
SBIグループのSBIトレード株式会社が運営する。2021年にTaoTao株式会社と合併し、従来の「VC TRADE」と「TAOTAO」の各サービスが一本化した。
現物取引だけでなく、レバレッジ取引・積立購入・レンディングなどに対応しており、取引所におけるサービスの幅広さを重視したい人に向いている。
項目 | 概要 |
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取扱仮想通貨 | 24種類 |
手数料 | 販売所:無料、取引所:-0.01 〜0.05% |
最低取引数量 | 販売所:0.00000001BTC、取引所:0.00000001BTC |
スマホ対応 | アプリ「VCTRADE mobile」 |
セキュリティ | マルチシグ、コールドウォレットなど |
SBI VCトレードのメリット
- 入出金・入出庫手数料など各種手数料が無料
- SBI証券を擁するSBIグループの傘下にあり信頼性が高い
- レバレッジ取引・ステーキングなどのサービスを利用可能
SBI VCトレードのデメリット
- 定期メンテナンスにより取引できない時間がある
- 取扱通貨が他の代表的な取引所と比較して少ない
SBI VCトレードの評判・口コミ
-
SBIグループの信頼性と金融知識に基づいた仮想通貨取引所として、セキュリティ面やサポート体制が非常に充実しています。
★★★★★5点(40代・女性) -
取扱銘柄が豊富である点が良い。メジャーな仮想通貨は抑えられており、取引したい仮想通貨が無いということはまずないかと思う。
★★★★★4点(40代・男性) -
レンディング及びステーキングのサービスを提供しているので、気に入っています。また日本円でNFTの売買をすることができるので、これも個人的には満足しているところです。
★★★★★4点(40代・男性)
\各種手数料無料で仮想通貨の取引を開始!/
BITPOINT(ビットポイント)
株式会社ビットポイントジャパンが運営する。入出金手数料など、現物取引にかかる手数料が全て無料となっている。
アルトコインに強く、国内での取り扱いがビットポイントのみの銘柄もある。
項目 | 概要 |
---|---|
取扱仮想通貨 | 27種類 |
手数料 | 無料 |
最低取引数量 | 500円 |
スマホ対応 | アプリあり |
セキュリティ | マルチシグ、コールドウォレットなど |
BITPOINT(ビットポイント)のメリット
- ユニークな仮想通貨の取り扱いがある
- レンディング・ステーキングのサービスが利用できる
- 取引手数料・入出金手数料が無料
BITPOINT(ビットポイント)のデメリット
- レバレッジ取引に対応していない
- 出来高が非常に少ないため取引が成立しにくいことがある
BITPOINT(ビットポイント)の評判・口コミ
-
直感的な操作性に優れたスマートフォンアプリを提供しており、全体的に手数料も安く、長期間で使っていくという意味でも私にとってはと良い取引所だと思います。
★★★★★5点(30代・女性) -
この暗号通貨取引所はキャンペーンを定期的にしてくれていますので、そこが魅力的です。そのキャンペーンを活用すればお得に新しく取り扱う暗号通貨を購入することができます。
★★★★★4点(40代・男性) -
メジャーな通貨ばかりではなく、クレイトンやトンコインなどは国内で初めて取り扱ったので、ニッチな市場も抑えています。
★★★★★4点(40代・男性)
\ユニークな仮想通貨を取引するならBITPOINT!/
BitTrade(ビットトレード)
国内取引所でもトップクラスの取扱通貨数を誇る。運営元はビットトレード株式会社。2018年9月にビットトレード株式会社とHuobiが資本業務提携を実施したことで誕生した。
すでに仮想通貨取引を始めているが、取引の選択肢の幅を広げたい人に向いている。
項目 | 概要 |
---|---|
取扱仮想通貨 | 42種類 |
手数料 | 無料 |
最低取引数量 | 0.00001BTCかつ2円 |
スマホ対応 | アプリあり |
セキュリティ | マルチシグ、コールドウォレットなど |
BitTrade(ビットトレード)のメリット
- 取扱通貨数は国内仮想通貨取引所でトップクラス
- 販売所・取引所の取引にかかる取引手数料が無料
- 取り扱いのある仮想通貨をすべて2円から購入できる
BitTrade(ビットトレード)のデメリット
- レバレッジ取引の対応通貨ペアがBTC/JPYのみ
- 出金に手数料がかかる点を含めて不自由な点がある
- 出来高が少なさから取引所の取引が成立しないことがある
BitTrade(ビットトレード)評判・口コミ
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国内最大級の仮想通貨取扱数であることがウリです。スプレッドも少なくて、利用しやすくて、アプリの操作性もいいと感じました。
★★★★★5点(40代・男性) -
大手企業の運営による信頼性と安全性を提供する仮想通貨取引所で、セキュリティが強化されており、不正アクセスや資産保護に関して高い評価を得ています。
★★★★★5点(40代・男性) -
入金や出金、取引に関する手数料が一切必要ないので、無駄なコストを抑えられるのは非常に助かっていますし、更には少額からでも取引をすることが可能です。
★★★★★4点(30代・男性)
\幅広く仮想通貨を取引するならBitTrade!/
|文・編集:CoinDesk JAPAN編集部
|トップ画像:ShutterStock