ドナルド・J・トランプ(Donald J. Trump)氏の大統領選挙キャンペーンは5月21日、暗号資産(仮想通貨)による寄付の受け入れを開始。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)などの暗号資産を受け入れる初の主要政党の大統領候補になるという同氏の公約を実現した。
同氏は数週間前に、フロリダの別荘マール・ア・ラーゴ(Mar-a-Lago)でのパーティーで、自身を暗号資産の候補者と呼び、暗号資産を選挙キャンペーンのテーマに押し出していた。
トランプ陣営は声明で、エリザベス・ウォーレン(Elizabeth Warren)上院議員が展開する「アンチ暗号資産アーミー(anti-crypto army)」に対抗するために「暗号資産アーミーを構築する」と述べている。
トランプ氏は現時点では具体的な暗号資産政策を提案していない。だが、トランプ氏の支持者たちは前向きな姿勢を評価している。これは主に、バイデン政権がこれまでに厳しいアンチ暗号資産のスタンスを取っていたためだ。
暗号資産が選挙キャンペーンの正真正銘の課題として浮上したことで、民主党の見通しは変わりつつあるかもしれない。この24時間で、民主党の下院指導部は暗号資産政策に関する次の法案に関して、所属議員に反対を促さないことを決定している。
|翻訳:Yuta Takahashi
|編集:CoinDesk JAPAN編集部
|画像:Danny Nelson:CoinDesk
|原文:Trump Becomes First Major Party Candidate to Accept Crypto Donations