- DOGの時価総額は過去1カ月で200%上昇し、10億ドルに迫っている。
- DOGはビットコインブロックチェーン上で最大のミームコインとなった。ミームコイン全体では7番目の規模。
- 4月のビットコイン半減期でのローンチ後に60%下落し、最近、上昇に転じた。
ビットコインのRunes（ルーンズ）プロトコルで発行されたミームコインのDOG•GO•TO•THE•MOON（DOG）は、過去30日間で200%急上昇し、時価総額が10億ドル（約1560億円）に迫っている。
DOGはビットコイン（BTC）半減期の4月20日にローンチした。ルーンズでは3番目にローンチされたミームコインで、ビットコインブロックチェーン上で最大のミームコインとなり、ミームコイン全体でも7番目に大きな規模となった。世界最大のミームコインであるドージコイン（DOGE）の時価総額は230億ドル。
DOG上昇の背景には、柴犬コイン（SHIB）、ペペコイン（PEPE）、フロキ（FLOKI）といったミームコインの時価総額が年初から数十億ドル上昇するなど、ミームコインを取り巻く活発な動きがある。
他のミームコインの多くは、ソラナ（Solana）やベース（Base）のような超高速ブロックチェーン上で発行されている。一方で、ビットコインブロックチェーンの厄介な性質にもかかわらず、DOGはルーンズをビットコインレイヤー2（L2）ネットワークとして確立するのに貢献している。
ルーンズは本質的に、オーディナルズ（Ordinals）プロトコルと比べてトランザクションをより安価かつ高速にする方法だ。オーディナルズプロトコルは、ビットコインベースの小規模なトランザクションに情報を刻み込むことで、ビットコインブロックチェーンにデータを埋め込むことを可能にする。
DOGは当記事執筆時点、24時間で1億ドル近い資金を集めた。トレーダーは、ビットコイン上のミームコインが、他のチェーンで成功しているミームコインに追随できるかどうかに賭け始めている。
ミームコインは、実際のユースケースではなく、ソーシャルメディアでのナラティブ（物語）に基づいて浮き沈みする、非常に変動の大きな資産だ。DOGはローンチ後の3週間で60%以上下落したが、最近、上昇に転じた。
｜翻訳：廣瀬優香
｜編集：CoinDesk JAPAN編集部
｜画像：DOG•GO•TO•THE•MOON
｜原文：Bitcoin-Based Meme Coin DOG Rockets Toward $1B Market Cap
