- 暗号資産企業のパクソスは、シンガポール金融管理局からデジタル決済トークンサービスの提供認可を受け、ステーブルコインの発行が可能になった。
- DBS銀行は同社の銀行パートナーとして、キャッシュマネジメントとステーブルコイン準備金の保管を担当する。
暗号資産企業のパクソス(Paxos)は、シンガポール金融管理局(MAS)からシンガポール国内でのデジタル決済トークンサービスの提供について全面的な承認を受けたと発表した。
7月1日の声明で、ペイパル(PayPal)USD(PYUSD)や独自のPax Dollar(USDP)などを取り扱う同社は、シンガポール最大の銀行であるDBS銀行を、現金管理とステーブルコイン準備金の保管における主要な銀行パートナーにするとも述べた。
昨年、シンガポールは発行者に一定の安定性と償還要件を満たすことを求めるステーブルコインの枠組みを発表した。ニューヨークに拠点を置くパクソスは、ニューヨークとアラブ首長国連邦(UAE)でも認可されている。
|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:パクソスのチャールズ・カスカリーラCEO。(Danny Nelson/CoinDesk)
|原文:Paxos Gains Singapore Approval for Stablecoin Issuance With DBS Providing Custody