- ブラックロックのラリー・フィンクCEOは、ビットコインは誰もが保有すべき合法的な金融資産だと述べた。
- ブラックロックが15日に予想を上回る第2四半期の収益を発表した後に発言したもの。
- ブラックロックのiシェアーズ・ビットコイン・トラスト(IBIT)は、第2四半期中に資産を40億ドル増やした。
ブラックロック(BlackRock)のラリー・フィンク(Larry Fink)CEOは、ビットコイン(BTC)は誰もがポートフォリオの一部として保有することを検討すべき資産だという考えを改めて表明した。
以前は暗号資産に否定的なことで知られていたフィンク氏はCNBCのインタビューで、「5年前の私の意見は間違っていた」、「ビットコインは合法的な金融商品だと私は信じている」とコメントした。
フィンク氏が15日午前にインタビューに出演したのは、ブラックロックの第2四半期の収益結果が発表された後だった。この収益結果では、運用資産は前年比13%増の10兆6000億ドル(約1696兆円、1ドル160円換算)となり、アナリストの予想を上回った。
Hard to overstate how big a deal it is for Larry Fink, who runs $10.6T, to keep giving these full throated endorsements of bitcoin as legit asset class for everyday portfolios. Buy in from BlackRock – as well as other legacy firms like Fidelity – gives boomer advisors comfort and… https://t.co/fu2EiRQco5
— Eric Balchunas (@EricBalchunas) July 15, 2024
比較的小規模だが、1月に発売されて以来180億ドル以上、第2四半期には40億ドルを集めたiシェアーズ・ビットコイン・トラスト(IBIT)も同社の運用資産額に寄与している。
フィンク氏はさらに、ビットコインは相関関係のないリターンを期待でき、金融コントロールを提供するものであるため、あらゆる投資家のポートフォリオに組み込まれるべきだと述べた。
フィンク氏は、「ビットコインは、より恐怖を感じているときに投資する商品だ」、「ビットコインは、各国が過剰な赤字によって通貨の価値を下げていると考えている場合に投資する商品だ」と述べた。また、「誰もがそれを一つの選択肢として見ることが本当に必要だ」と主張した。
|翻訳・編集:林理南
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|原文:BlackRock’s Larry Fink: Bitcoin Is ‘Legitimate Financial Instrument’